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ターンX / ∀ガンダム 登場モビルスーツ紹介




ターンX(TURN X)は、アニメ『∀ガンダム』に登場する兵器。ギンガナム艦隊で使用された発掘モビルスーツである。
 
ターンX / TURN X
型式番号:Concept-X 6-1-2
(Concept-X Project-6 Division-1 Block-2)
所属:ギンガナム艦隊
全高:20.5m
重量:50.6t、30.2t(稼動重量)
出力:68,000kW (±5,000~500,000+)
  (W換算、推定値)
装甲材質:unidentified
動力源:unknown
武装:背部ウェポンプラットホーム"キャラパス"
  (ビームライフル、バズーカなど)
   3連装ビーム投射システム
   溶断破砕マニピュレーター
  (シャイニングフィンガー)
   脚部メガ粒子砲×2
   オールレンジ攻撃用内蔵武装
  (頭部以外の全パーツに搭載)
  「月光蝶」
搭乗者:ギム・ギンガナム
 
機体解説
 ギム・ギンガナムが搭乗する機体。ターンXという名の由来は「10番目(X=ローマ数字の10)の星により道を曲げられたもの」であるという説がある。
劇場版『∀ガンダムII 月光蝶』のビデオパッケージ裏面で“最強の黒歴史”とまで形容されるなど、兵器として他のモビルスーツとは規格外の驚異的な性能を誇る。
その出自は諸説が混在するが、一説では新天地を求めて外宇宙へ旅立っていった人達の文明が作り出したものが、何らかの要因で地球圏に漂着してきたのではないかといわれている。

 当時の地球圏の人間は、その先進的な技術力に脅威を感じ、ターンXのテクノロジーを参考に∀ガンダムを建造したが、結果的に外宇宙からの本格的な侵略はなく、地球圏内部で幾度となく繰り返される争いは物量戦争に終局をもたらし、文明をリセットし再興すべきだと考える∀ガンダム側の勢力とテクノロジーの力で解決しようとしたターンX側が一騎打ちをするに至った。結果、ターンXは敗北した。
この説の真偽は不明だが、かつてターンXは∀ガンダムと戦ったが倒せなかった…というのが本編中で語られている事実である。ギンガナム曰く「∀のお兄さん」であり、「∀の監視役」といった位置づけを持つ機体であるともいわれている。
本機は月面のマウンテンサイクルから発掘された後、ギンガナム等によって解析・オーバーホールされるが、起動する際に月に存在する施設のエネルギーのほとんどを使わなければならず起動することは出来なかったが、実戦となったためにギンガナムが強引に月のエネルギーを集中させ起動させた。

 左右非対称のシルエットを持つのは、修復(リペア)を繰り返すうちに原型を留めない形になってしまったと推測されている。また、胸部のX字の傷はかつて戦った∀ガンダムにつけられたもので、ナノマシンによる自己修復機能でも治すことができない。
コクピットのある頭部はXトップ(エックス - 、X-TOP)と呼ばれ、軌道衛星砲カイラスギリーをコントロールできる。
 
武装
背部ウェポンプラットホーム「キャラパス」
 ビームライフル
 バズーカ(福井小説版はビームバズーカ)
 ハンドビームガン(劇中未使用)
 3連装ミサイルランチャー(劇中未使用)
オールレンジ攻撃の際、腰部に付いているシーンと、単体で浮遊しているシーンがある。オールレンジビームを撃つカットは無い。49話でジョゼフ・ヨットが操る∀ガンダムの腹部ビームキャノンを受け、壊れて無くなってしまった。
本来、惑星間移動用の機体として使用されていた当時は推進システムとして機能していたという説や、背部ウェポンプラットホームはターンXとは別に発掘されたものという説もある。上記の他にも武器が収納できそうな溝があるが、該当する兵器が発掘されなかったらしい。
 ワイヤークロー
右手に3本内蔵。先端部に小型クローとレーザー砲が付いており、これで敵機のコクピット等を刺し貫く。
 溶断破砕マニピュレーター
その機構から繰り出される技は、機体のデータベースには「シャイニングフィンガー」として登録されている。これはTVアニメ『機動武闘伝Gガンダム』の主役機体であるシャイニングガンダムに搭載されているものと同名である。ただしシャイニングガンダムでは液体金属でマニピュレーターを覆い、そのエネルギーで掴んだものを粉砕する攻撃だが、ターンXの場合は開いた掌からビーム状物質を発生させ、Iフィールドでそれを形にしたもので相手を溶断破砕する攻撃となっている。本家と違い、技を受けた相手の機体が粉々に爆砕する破壊力を持つ。また、劇中ではビームサーベル状に使いビームサーベルとの切り結びや、ビームライフル的な飛び道具としての運用も見られた。なお、地球に漂着する以前の原型機では、大型の5本指状の形をしていたとも言われており、当時の技術では完全な修繕が不可能であった為に、このような3本指の形状になっているという説もある。デザインワークスに関与した重田敦司によって非公式ではあるが五本指に展開するパターンも考案されている」。
設定資料に記載された部位名称には「シャイニングフィンガー」の名はなく、TV版にて「なるほど! シャイニングフィンガーとは、こういうものか」とのギンガナムの発言から、初めてその名称が公表された。これは監督である富野由悠季のファンサービスとされるが、劇場版ではこのシーンは別の台詞に変更されている。なお、模型雑誌の事前情報では「爆熱ゴッドフィンガー」との情報が流されており、地上に降りたターンXが技を繰り出しウォドムを持ち上げ爆砕する姿は、ゴッドガンダムが初陣のゼウスガンダム戦で初めてゴッドフィンガーを披露したシーンとほぼ同じ構図で描かれている。
 3連装ビーム投射システム
溶断破砕マニピュレーターのクロー部に搭載された固定式ビーム砲。オールレンジ攻撃時などに使用される。
 オールレンジ攻撃システム
頭部、両腕、両肩、胸部、背部、腰部(+ウェポンプラットホーム)、両足の9パーツに機体を分離。頭部以外の全パーツからビームを撃てる。回避にも使用でき、ビームサーベルの斬撃を回避したり、組み付きからの脱出にも使用された。重力下でも使用可能。また各パーツで敵機を包囲、強力な磁場を発生させ機体を拘束するという機能も搭載している。作中の台詞などからサイコミュシステムが使用されていると思われる。
 ブラッディ・シージ (bloody siege)
武装名ではなく、上記のオールレンジ攻撃システムによる包囲攻撃をこのように呼称する。主にゲーム作品で使用される表記。和訳は「血の包囲網」。
 月光蝶システム
 
劇中での活躍
 当初はXトップのみで登場。∀が近づくと両機ともにコックピットのモニター全体に「∀」を上下重ね合わせたような文字が入り乱れるという反応を起こし、ゲンガナムに落下しようとしていたミスルトゥへの核攻撃に対して、バリアーのようなものが発動した。詳細不明。

 その後、月面都市ゲンガナムの全電力を使って全身が起動。ビームで味方マヒロー3機を破損。∀ガンダムと最初の交戦をした際、∀と交信していたところ外部と通信不能になり、黒歴史のデータを映像に出した。
2度目の∀との交戦で分離機能を初使用。∀と戦って勝利し、これを捕獲するが、コアファイターで脱出したロランには逃げられる。
地球では、ディアナカウンター、ミリシャと交戦しムットゥー・ウォドムなどを撃破。この時Iフィールドでビームを防いでいるのが良く見える。奪い返されてジョゼフ・ヨットが搭乗していた∀ガンダムに対して謎の機能を使用。データを取ると同時に電流攻撃を行い、ジョゼフを戦闘不能にする。この際、戦闘に割って入ったスエッソン・ステロの乗るマヒローを邪魔者と判断し、撃墜している。

 その後、ハリー・オードとポゥ・エイジのスモー2機と交戦、Iフィールドによる金縛りを仕掛けられるが、そのエネルギーを吸収し、月光蝶を発動させる。ポゥのスモーに取り押さえられ、ハリーのゴールドスモーに止めを刺されそうになるも、分離機能によりこれを回避、そのままスモー2機を行動不能にした。

 その後、ロランの乗る∀ガンダムと交戦。お互いに月光蝶を発動させ金縛り状態となったが、コレンの乗るカプルの攻撃で機能が回復した。この時、再起動した月光蝶でコレンカプルを撃墜している。その後の一騎打ちで、相討ちとなって大破。∀ガンダムやギンガナム共々ナノマシンの繭に包まれ、機能を停止する。
 
備考
 デザイナーはシド・ミード。クリンナップは重田敦司。デザインコンセプトは『機動戦士ガンダム』のモビルスーツMSN-02 ジオングを踏襲している。
同機をデザインしたシド・ミード曰く、来日時に伊豆の旅館に滞在した際、「庭の桜を見た朝、20 - 30分で描き上げた機体」。自らの画集『Syd Mead's SENTURY』では∀ガンダムでなく、ターンXを2ページ見開きで載せている。

 スタッフの説明では、頭だけ登場したことと、なかなか姿を見せなかったのは、左右非対称のデザインは非常に作画に手間がかかるから、という理由もあるという。そのため「ターンXを使うのは最後の2話だけにする」「最終話までミイラ男のようにナノスキンだらけにしておく」という案もあったらしい。全身のカラーリングはミードの画稿では白で描かれているが、富野からザク(ボルジャーノン)カラーという提案もあった。実際のアニメ指定色は、白に近い薄い緑が使用されている。頭部の「目元」に相当する部分はアニメ設定画版では黒ベタで塗りつぶされていたが、本編作画ではアップ時などにガンダムタイプのツインアイのディテールが描かれている(ミード版画稿にも頭部の奥に二つの「目」が覗く様子が確認できる)。

 曽我篤士の漫画『∀ガンダム』では、大気圏での∀ガンダムとの戦いの末にターンタイプ故の相互干渉で機能不全に陥り、大気による空力加熱に耐え切れず、∀を道連れにギンガナム諸共燃え尽きている。
福井晴敏の小説『月に繭 地には果実』では、ザックトレーガーのドックに潜み、大気圏離脱中のウィルゲムを襲撃する。ロランの∀とハリーのスモーを一時撃退するが、その直後に∀の本来の力を開放したロランの攻撃を受け撃墜されてしまう。その後、ターンXを構成するナノマシンの機能によりザックトレーガーと融合するものの、∀による攻撃で傷ついた縮退炉の暴走により爆縮を起こし、結果ザックトレーガーを破壊してしまう。また、本作ではソレル家専用の機体という設定になっている。関係は不明だが、「貴婦人修行」の回でディアナが着ていたドレスは、胸の部分がX字になっている。

 もともとニュータイプ専用機であった、本編では全性能の20%程度しか発揮できてはいない、といった説もある。また他のMSと比較して規格外の性能を持っているが、その上で由来上この機体が外宇宙勢力では「量産機」としての規格という説もある。
ゲーム『ガンダム無双2』では、ロランとの死闘が原作同様に描かれ、∀のビームサーベルの一撃を食らうものの相打ちとはならずターンXが撃破され、ギンガナムはターンXから武者ガンダムに乗り換えて戦いを演じた。また、発売前に行われた第2回人気MS投票では、サザビーに次いで第2位に選ばれた。
 
バリエーション
Concept-X 6-1-2 ターンX初期生産型


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ギム・ギンガナム / ∀ガンダム 登場人物紹介





ギム・ギンガナム(Gym Ghingham)は、テレビアニメ『∀ガンダム』に登場する人物(声:子安武人)。
 
人物 
 月面都市ゲンガナムを守る軌道艦隊総司令を務めるムーンレィス。他者を威圧するような巨躯と、尊大な振る舞いが目立つ男。好戦的で苛烈な性格をしており、劇中懐柔しようと諭す女王ディアナ・ソレルの言葉にも耳を傾けなかった。日本刀を佩き、無骨なサムライのような風貌を持つ。

 元はディアナや月を守るという誇りを持っていたのだが、地球帰還作戦に参加させてもらえなかったこと、およびディアナが代わりにディアナ・カウンターを組織して作戦に使ったことから、裏切られたと感じてしまった。そのためディアナと彼女の関係者には複雑な思いを持っている。作中でディアナの髪を撫で「手触りは変わらない」とほくそ笑むが、なぜ彼がディアナの髪の感触を知っているのかは謎である。
一人称は「私」「小生」。また、直属の部下からは御大将(おんたいしょう)と呼ばれる(ギンガナム家では艦隊長を「御大将」、部隊長を「大名」と呼ぶ習わしがある)。

 ギンガナム艦隊全体は2,500年の間、文明を手に入れ宇宙に侵攻してくるであろう地球人を想定した演習だけしか行ってこなかったため、実戦経験のあるディアナ・カウンターに押されていた。だがギンガナム本人は実戦に柔軟に対応していた。また、自らターンXで出撃し、味方を含む数機のモビルスーツを撃破している。
ちなみに、月面都市ゲンガナムは彼の祖父がかつてのグラナダに建設したものである。小説版(角川スニーカー版)の描写によると、この祖父はモビルスーツコレクターでもあり、多数の機体を保管していた。
 
劇中での活躍 
 月の女王ディアナ・ソレルの地球移住計画に異を唱え、反ディアナ派へ参加。劇中には物語中盤から登場(第37話『月世界の門』で初登場)し、執政官アグリッパ・メンテナーの制止も無視して、再三宇宙へ進出したロラン・セアックらに戦闘を仕掛けさせた。
物語後半には、月面のマウンテンサイクルより発掘されたモビルスーツ・ターンXを駆り自ら戦陣に立つ。さらに機械を使った文明開化を画策するグエン・サード・ラインフォードと手を組み、地球・ムーンレィス連合軍に戦いを挑む。
最終局面ではターンXを巧みに操り、ミリシャの多数のMSを撃破し、ロラン搭乗の∀ガンダムを捕獲したり、ジョゼフ・ヨットの搭乗する∀ガンダム、ハリー・オード率いる親衛隊も1機で退けている。

 後にロラン・セアック搭乗の∀ガンダムと戦闘になり、お互いに月光蝶を展開し隙を突かれて胸部をサーベルで貫かれるも、溶断破砕マニピュレータで腹部に直撃を与え、双方身動きのとれぬまま地上へ落下した。その後、ロランと決着をつけるために日本刀を投げ渡し斬り合うも、ロランの一撃にギンガナムの刀がへし折れる。折れた刃で構うことなく斬りつけるが、2機のターンタイプを包み込むように現れたナノマシンの繭に取り込まれ、以後消息不明(死亡した直接的な描写はない)。
曽我篤士のコミカライズでは、大気圏での∀ガンダムとの戦いの中、ターンタイプ同士の相互干渉で機能不全に陥ったまま大気圏突入し、大気による空力加熱にターンXが耐え切れず、∀を道連れに機体諸共燃え尽き死亡している。
ときた洸一のコミカライズでは∀ガンダムとターンXが相打ちとなるところまでは共通するが、機体を降りてギンガナムとロランが直接対決することはなく、ロランの奇策で機体が抱き合ったまま月光蝶のナノマシンに包まれ、ロランに脱出を促されるが、拒否してナノマシンの繭の中に消えた。

 福井晴敏の小説『∀ガンダム 月に繭 地には果実』では、ザックトレーガーで∀ガンダムと交戦し敗北した後、ターンXの生み出したブラックホール状のものに呑み込まれた(これによってザックトレーガーは崩壊している)。
あきまんの漫画『∀ガンダム 月の風』では、かつて地球と袂を分かち外宇宙へと脱出したニュータイプ達の中から、先祖返りをおこし、地球圏への帰還を試みた一団の人々を祖先に持つとしている。∀ガンダムが地球を滅ぼす時代では既にサイコミュシステムの使用が特別な能力者だけに限られたものではない(小説版より)が、ターンXのオールレンジ攻撃をコントロールし得た高い空間認識能力は、祖先に由来するものだったという見方もできる。
 
ゲームメディアでの出演 
 『スーパーロボット大戦Z』では、ストーリー上最終話の3つ前で出番が終わるが、神出鬼没に登場する。乗機のターンXの性能とギンガナム自身の能力の高さも相俟ってかなりの強敵として扱われている。中断ボイスでは子安武人の声優ネタ(ギンガナムと『OVERMANキングゲイナー』のアスハム・ブーンとの掛け合いに『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のネオ・ロアノークことムウ・ラ・フラガが突っ込む内容)が披露されている。Zスペシャルディスクの後日譚でも再登場。

 『ガンダム無双2』では、同じく武闘派であるヤザン・ゲーブルと連携し戦うことに。なお、ロランを上手く口車に乗せて味方にするも、戦いを起こして暴れることに対し反感を抱いたロランと戦うことになる。なお、ターンXは∀ガンダムに比べ能力が低く∀ガンダムに撃破されるもギンガナムは武者ガンダムに乗り換え、ロランに挑むことになる。

 『SDガンダム GGENERATION WARS』では、Vガンダムのエンジェル・ハイロゥ戦を再現したステージで搭乗し、サイコウェーブで人々から闘争本能を無くしてしまうエンジェル・ハイロゥを破壊するために、放棄されていたカイラスギリーを使用する。月光蝶でカイラスギリーのエネルギーを充填(ゲームオリジナル演出)し、そのビックキャノンでエンジェル・ハイロゥを破壊する。ビックキャノンを発射する時に「ビックキャノンである!」と叫ぶ。なお、自軍に参入させたギンガナムをシャイニングガンダムに搭乗させてシャイニングフィンガーを使用すると、「シャイニングフィンガーである!」と発言する。さらに後継機であるゴッドガンダムに搭乗させてゴッドフィンガーを使用すると、「このゴッドガンダム凄いよ!流石はシャイニングのお兄さんだ!」と、後継機のゴッドガンダムの性能に歓喜する様子が見られる。

 『SDガンダム GGENERATION WORLD』では、ワールドシグナルを掌握するためハルファスガンダムを手に入れようとするが、それを阻止しようとドモン・カッシュ、ヒイロ・ユイ、ガロード・ランが登場、交戦する。交戦前に月光蝶を使いハルファスのワールドシグナルと共鳴し、その際に生じたエネルギーをターンXに取り込んだため、攻撃を受けるたびにパワーアップするターンXを駆り、3体のガンダムを相手にしてなお圧倒するという化け物じみた強さを見せる。


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∀ガンダム / ∀ガンダム 登場モビルスーツ紹介




∀ガンダム(ターンエーガンダム、∀ GUNDAM: TURN A GUNDAM)は、アニメ『∀ガンダム』に登場する兵器。イングレッサ・ミリシャなどで使用された発掘モビルスーツである。(型式番号:System-∀99 ミリシャ内ではWD-M01)
 
機体解説
∀ガンダム
∀ GUNDAM/TURN A GUNDAM
型式番号 System-∀99(本来)
WD-M01(ミリシャ内)
所属 イングレッサ・ミリシャなど
全高 20.0m
重量 28.6t、17.5t(稼動重量)
出力 27,000kW(±5,000)
(W換算、推定値)
装甲材質 FE型
動力源 DHGCP
武装 胸部マルチパーパスサイロ
腹部ビームキャノン×2
ビームライフル
ビームサーベル×2
ハンマー
シールド
月光蝶
搭乗者 ロラン・セアック
ソシエ・ハイム
ジョゼフ・ヨット
メリーベル・ガジット
 
∀とは、全称記号で「全てを内包する」という意味を持つ。
運用思想は徹底した「単機による作戦行動」であり、通常の兵器に求められる「用途に応じた機能の特化」という大原則を無視したものとなっている。その常識外の思想背景の基となっているのは太陽系外勢力(後述)に対する恐怖心であり、それによって∀開発に関する全ての制限を消滅させてしまう結果となっていた。
かつて月光蝶システムを使い、地球圏の人工物を砂に変えた機体で「地球文明を埋葬した」とされる。その後は北アメリア大陸の町、イングレッサ領ビシニティ北部のマウンテンサイクル(アーク山)に長年祀られていた神像内に隠されていた。ビシニティの成人式の日、ディアナ・カウンターのウォドムに反応して起動する。
機体各部の意匠や機構にターンXとの共通点が多い。劇中で両者は「兄弟」「ターンタイプ」などと呼ばれた。
過去のガンダムシリーズのIフィールドとは異なり、∀ガンダムのそれは実体弾及び衝撃波等にも対応している。また広範囲への展開で背部広域を防御するなどの効果を見せた。これは、宇宙世紀0200年代を描いた小説『ガイア・ギア』に登場するIフィールドバリアと同じである。
動力源の「DHGCP」は、資料では「縮退炉を2基搭載したもの」と記述されており、他の多くのMSで浸透している熱核反応炉ではない事が判明している。小説版では「不連続超振動ゲージ場縮退炉」と記されており、その縮退炉から発生させたエネルギーを、内面に展開し縮退を起こす、と解説されている。周囲から熱を奪う性質上、縮退炉には幾重ものブランケットが巻いてある。
機体は機体の周囲を覆ったIフィールドによって駆動する「IFBD(Iフィールドビームドライブ)」によって稼動している。そのため既存のMSとは違い機体内部でジェネレータや駆動装備に占有される容積が極端に少ないため、上半身はがらんどうで駆体そのものが装甲や構造材を兼ねた構造となっている。この内部容積に牛などの家畜や、核ミサイルを積載した事もあった。
推進器は下半身に集中し脚部にスラスター・ベーンが搭載されており、重力下でも有る程度の飛行が可能となっている。劇中終盤のギンガナム隊との決戦では、重力下での完全な飛行を行っていた。スラスター・ベーンはマイクロエンジン(超小型推進器)を用いた二次元ノズルの集合体で、その一枚一枚もさらに小さなベーンが集まったフラクタル構造となっている。出現直後はスラスター・ベーンにナノスキンの残骸が詰まっていた為、この機能は充分に回復しておらず、第12話で使用可能となった。
劇中ではその本来の能力の大半を発揮していないとされているが、その潜在パワーは凄まじく、スモーとムットゥーのモビルスーツとモビルアーマー2機を引っ張り上げた他、単体で大気圏離脱が可能な宇宙船ジャンダルムを正面から押し返すほどの推進力を誇り、他にも戦艦ウィルゲムの浮上を押し戻すなどしていた。
装甲素材「ナノスキン」は多数のナノマシンから成り、高度な自己修復機能を持っている。生物の細胞が新陳代謝をすることで全体を維持するように、∀ガンダムの装甲も常にナノマシンによって修復を受けている。当初∀が石像のような姿をしていたのは、役目を終えたナノマシンが垢のように長年の間に堆積し、機体を覆ってしまったのだと考えられている。なお、ディアナ・カウンターのMSにもナノスキンを用いたものがある。
 
コア・ファイター 
コックピットは腰前部についており、フロントアーマーと合わせコア・ファイターとなる。コクピットはスモーのもので代用できるが、一部の機能が使用できなくなるらしい。
大気圏内ではマイクロノズルの高圧ジェット噴射と、翼の揚力で飛行する。真空中ではIフィールドと地表との間に生ずる擬似的な地面効果を受け浮揚、推進器を噴射して飛行する。46話でミサイルを搭載して出撃、ズサンを撃破している。このミサイルは本来の装備ではなく、サイズの合うものを適当に装備したもの。本体の戦闘能力は低く、主に移動・脱出用の装備となっている。
なお、本来ならパイロットは生体スーツを通じコクピットと繋がっており、裸身で座席に背中を預けると接続部に8つの当たり痣が付く。これが元となり成人の儀式では、ホワイトドールの前でヒルを使い背中に6つの痣を聖痕として付けることとなった。
 
武装 
 ビームライフル
∀ガンダムの主兵装。共振粒子砲(リフェーザー砲)。金属粒子を固有振動によって収束させ、発射する。また最大出力で発射する際には銃床部分をスライドさせて使う。本機は巨大な宇宙戦闘艦と戦う事を想定していたため、高出力光学兵装を有している。劇中の演出では、ノーマルなビームライフルとしては、他のガンダムシリーズの常識からは考えられないほどの高威力を有しており、大気圏内や水辺で使用しても射程や威力の減退が見られない。最初に使用したものは経年劣化により、2発撃った後に融解している。
 ビームサーベル
斬撃用光学兵装。プラズマを電磁場で固定し、敵を焼き切る。背部のプラットフォームに発生器が2つ格納されている。2本合わせると刀身を延ばすことができ(45話)、出力調整を行っている様子が見られた(最終話)。劇中で最も多く使われた武器。他のガンダムシリーズに比べてビームの刃部分が非常に細く描写されているのが特徴だが、物語後半からは前述したように他シリーズと同程度の太さになることもあった。
 ハンマー(ガンダムハンマー)
鎖に繋がったとげ付き鉄球という点は初代ガンダムと共通しているが、推進用のロケット・モーターを内蔵しており、より強力になっているため一部の文献ではハイパーハンマーとも記載されている。ハンマー部分からIフィールドを展開でき、それによって敵機体の駆動系に干渉できる。トゲ部分が爆発する機構もついている。∀用の武器庫であるビシニティ地下の古代遺跡には、ビームライフル等、様々な武器が格納されていたが、経年劣化で使う事ができず、使える武器がこれしか残っていなかった。最初に使用したものはウォドムの頭部を破壊するという活躍を見せたが、経年劣化によりチェーンが切れてしまった。用途としては局地戦用の武装であった可能性が劇中で語られている。
 シールド
先端の尖った楕円状。かなり大型で、身を隠すこともできる。主にビームライフルとセットで用いられた。強力なIフィールドを展開し、強化されたウォドムのビームをも弾いた。
 胸部マルチパーパスサイロ(多目的武器庫)
胸部構造はマルチパーパスサイロと呼ばれるある種のペイロードスペースとして設計されており、戦術ごとに内装するデバイスを換装する。本来はビーム・ドライブユニットやミサイルシステム、マシンガンなど、近接戦闘用の各種武装や装備、または補助動力装置などを収納するためのものだが、正歴2345年に発掘された際は、家畜や旧世紀の核兵器の運搬、秘匿に使用されている。また、専用のパイロットスーツもここから発見された。
 腹部ビームキャノン
胸部マルチパーパスサイロとコクピットの間に取り付けられている兵器。物語終盤で∀が敵に鹵獲された際、ギンガナム艦隊技術者の解析で使用可能になった。劇中では49話で使用され、ビームを雨のように発射した。実はIフィールドに打消されない広範囲拡散ビーム兵器であり、ターンXがプラットホームを犠牲にしてこの攻撃を防いだのはその為である。
この武装の名称に関しては各種解説文から考えて腹部ビームキャノンとするのが正しいと思われるが、スーパーロボット大戦などではこの武装がビームドライブユニットと呼ばれており、ファンに混乱をもたらしている。
 月光蝶
背部ベーンからナノマシンを射出し、人工物を分解して砂状に変える武装、あるいはシステム。∀ガンダムはこれによりかつての地球文明の全てを埋葬した。
以下は『SDガンダム GGENERATION SPIRITS』に登場する∀ガンダムの武装である。ゲーム中に別に登場する通常の∀ガンダムとは武装名が違い、また威力も桁外れのものばかりである。『WORLD』では一部の名称が異なっている。
 ディレイションライフル(『WORLD』ではIフィールド・メガビームライフル)
∀ガンダムのビームライフルと同じ形状だが、放つのは通常のビームではなく虹色に輝く巨大な光を放つ。射程範囲も広く、命中値も高い。
 メガビーム・フィールドサーベル(『WORLD』ではIフィールド・メガビームサーベル)
本機の斬撃用武装。サーベルの柄から高出力で巨大なビーム刃を形成させて敵を斬り裂く。
 スプラッシュビームシャワー
胸部マルチパーパスサイロから放つビーム兵器。なお、通常の武装は敵1機しか攻撃できないが、この武装は最大8機の敵を同時に攻撃可能。『WORLD』では使用しない。
 核弾頭ミサイル
その名の通り胸部マルチパーパスサイロから核ミサイルを放つ。『WORLD』では使用しない。
 月光蝶
ナノマシンの翼を射出し、人工物を分解して砂状に変える。この武装も本来のものと同様であるが、格闘攻撃である。『WORLD』ではマップ兵器。
 
呼び名について 
本機は劇中では、ミリシャからは「ホワイトドール」、ディアナ・カウンターからは「ヒゲ」「白ヒゲ」などと呼ばれた。第9話で初めて、コレン・ナンダーが「ガンダム」と呼び、第14話ではパイロットであるロラン・セアックも「ガンダム」と呼んだ。 「∀ガンダム」という名前は、第23話でテテス・ハレが、第24話でロラン・セアックが一度ずつ使ったのみ。アデスカでは同地の神話になぞらえて「白い悪魔」と呼ばれた。第43話以降はほとんどのキャラクターが「ターンエー」と呼んだ。
 
劇中での活躍 
本機はアニメ第2話において、ディアナ・カウンターの砲撃に反応して神像「ホワイトドール」の中から出現。もっぱらこの機体を発見したロラン・セアックによって使用されることとなった。当初はどのような武装があるのかさえ分からない謎だらけの機体であり、またロランの穏和な性格もあって敵を叩きのめすような活躍は少なかった。むしろその一方、橋代わりになったり、胸部サイロで牛を運んだり、手首を回転させ洗濯機のように使ったりするなど、モビルスーツの原点回帰ともいうべき作業機械としての働きを見せ、作品を特徴付けることにも成功している。
物語が進むにつれて機能が回復、武装が発掘され、またその性能が少しずつ明らかになり、物語後半では驚異的な活躍を見せることとなった。一度はターンXの攻撃を受けロランがコア・ファイターで脱出、ギンガナム側に本体が渡りスモーのコクピットを付けて運用されたものの紆余曲折を経て奪還され、ターンXとの最終決戦時には両機共に月光蝶を展開、壮絶な戦闘を繰り広げた。死闘の末に両機とも相打ちとなった末に、暴走した月光蝶が共にナノマシンの繭を生成、繭に包まれた。他にソシエ、ジョゼフ、メリーベルが搭乗した。
曽我篤士版のコミカライズでは、大気圏上でのターンXとの戦闘の末、ターンタイプ故の相互干渉で機能不全に陥ったまま、大気圏に突入するが、まるで意思があるがの如くコアファイターを離脱させた後、ターンXと共に大気による空力加熱に耐え切れず、その際の摩擦熱で燃え尽きている。
福井晴敏版のノベライズでは、月面砲カイラス・ギリの2射目を受け止めた後、黄金に輝くナノマシンを地球に撒き散らしながらコア・ファイターを除いて崩壊している。このナノマシンがカイラス・ギリによって壊滅的被害を受けた地球の環境を回復させた。
曽我篤士の漫画版・福井晴敏の小説版共に∀ガンダムが腕や脚等、機体の末端部分を戦闘で喪失するシーンがあるが、アニメ本編では、頭部を取り外したりヒゲを折られる描写を除き、その様な描写は無い。
 
アニメ以外での設定 
システム∀ 
本機は「システム∀」の実証機であり、DOC(デバイス・オペレーション・コントロール)ベースとの連携によって、一つの戦術システムとして機能する。しかし、システム∀自体の構想やシステムが、厳密には「何を指していたものか」は謎のままとなっている。一説ではマルチパーパスサイロと連動した支援システムが、それであるとする説もある。月光蝶やIFBDなどの各種のシステムのいずれまでが、システム∀に含まれているのかも不明となっている。
建造時期は宇宙世紀でいう7800年頃である。その誕生には大きく分けてふたつの説がある。
何処からか漂着したターンXを回収し、外宇宙に存在する未知の者達(=実はかつて地球圏を捨てて外宇宙へと進出したニュータイプやスペースノイドと呼ばれた人々の末裔)の存在とその驚異的な科学力を知った当時の地球圏の人間達が、外宇宙からの侵略を恐れ、その未知の勢力の侵攻に備えてターンXを解析し立案・建造された機体であるという説
当時、人類の文明のリセットを考える派閥と、科学文明維持を唱える派閥に分裂し、前者が「月光蝶」システムを搭載した∀を、後者がターンXを建造したという説
以上の出来事が真実であると黒歴史は肯定しており、ビシニティの広場地下の基地設備も調査により「SYSTEM-∀99」構想に基づいたものと判明している。
 
DOCベース・7th-GMPT 
また、DOC(デバイスオペレーションコントロール)ベースと呼ばれるモビルアーマーや、“7th-GMPT”と呼ばれる兵器(もしくはシステム)などの設定が考案されていたようだ。作品には出てきていないが、その名残があるものもある。
DOCベースは、∀ガンダムとセットで運用され、従来のMSの運用を覆す強力な戦術システムであった。ここで∀ガンダムの胸部に収める装備を状況に応じて変更し整備・支援設備としての機能もあった。ベースはビシニティの地下に存在していたが、正暦の時代にはその機能を停止していた。設定画(もしくは設定画の案)もあったようで、その絵を元に雑誌の企画でスクラッチビルドによるモデル化がされたこともあった。
DOCベースや7th-GMPTは劇中にこそ登場しないものの、番組放映当時にバンダイから発売されたプラモデルの機体解説にはこの名称が明記されている。
 
小説・漫画での設定 
太陽系外からの本格的な侵略を想定していたが実際には起こらず、のちのムーンレィスのルーツであるとされる人々の中から先祖返りを起こし地球圏への帰還を試みた一団を阻む程度に終わったという。漫画『月の風』冒頭には黒歴史時代の∀がワンカット描かれており、右肩のサーベルラックには通常のビームサーベルとは異なる詳細不明の装置が取り付けられている。
小説『月に繭 地には果実』では、「月光蝶を前面に放射し人類史上最強のコロニーレーザーすら防ぐバリアーを形成」「機体の核=コア・ファイターが残っていれば、百年単位の時間経過が必要らしいが周囲のナノマシンを素材として機体の再構成・再生が可能」「空間転移」などの機能も見せた。これは、小説版を初めとした他メディア展開の際に、要素を膨らませる事を可能とする余地として用意された設定であり、更に本編での戦闘規模が巨大化する可能性も視野に入れて、材料として莫大にされていたものである。
このうち空間転移はアニメ中でも発動したような描写がある。第43話バンデットの前でビームサーベルを回転させた後と、第44話でソシエとスエッソンが戦っている場に登場したシーンである。
 
備考 
デザイン 
本機のデザインはシド・ミードによる。クリンナップ、細部デザインは重田敦司、武器デザインは沙倉拓実、コクピット内一部デザインは石垣純哉である。
本来は「スモー」として世に発表された機体が「∀ガンダム」となるはずであったが(後述)、あまりに既存のガンダムとかけ離れていたことからこちらのデザインとなった。それでも、既存のデザインを大きく覆すデザインであったことに変わりはなく、放映開始当初は、特にチークガードである、いわゆる「ヒゲ」部分に対しブーメランになる、戦闘時に額に移動するなど様々な推測を呼んだ。これは全体の表面積を減らすことを意図したものであったが、監督の富野由悠季も初めてこのデザインを見た時は戸惑ったらしい。
方法論としては、従来の「ブロックを積み上げた感じ」から、「表面に貼り付ける感じ」にした、とシド・ミードが語っている。機体の各部分にモールド(継ぎ目)処理が施されている。
シールドが大きくシンプルな事には、「大きければ大きいほど∀の身体が隠れ作画が楽」ということをスタッフがシド・ミードに伝えたという理由もある(石垣純哉の公式HPより)。当初のイメージでは「貝殻のようにきれいなシールド」という構想だったが、最終段階まで作画にその意図が伝わらず楕円状のものとして定着した。
コクピットが腰前部に配置されているのは、造形にとって異質な存在であるパイロットの出入りを邪魔しないためのものである。こうした工業デザインの観点からデザインされた∀ガンダムはシンプルであるが故のリアルさを備えてはいるが、そのためにキャラクターになりきっていなかったのだろうと富野は考えている。
結果的に大多数の支持は得られなかったものの、新しいガンダムとして見たファンの中では「動きに説得力のあるデザイン」など高く評価する声もあり、劇中での演出の評判も相まって現在では一定の固定ファンを得るまでに至っている。ガンプラのマスターグレード100体目を記念するキットとしても選ばれており、その説明書の序文で富野は「評価が芳しいものではなかったのは残念だったが、無駄な仕事ではなかった」という趣旨の評価を記している。
ロラン・セアック役の朴璐美は、富野から番宣ポスターに描かれていた∀ガンダムを初めて見せられた際に「このガンダム(のデザイン)は人気が無い」と説明を受けたが、当時ガンダムに関する知識の無い彼女は何故人気が無いのかが分からなかったと言う。その後、幾つかのガンダムシリーズに参加する事で当時不評だった理由が分かる様になったが、それでもなお「『∀ガンダム』という作品に(他のシリーズのような)カッコいいガンダム出たら、それは『∀』で無くなってしまう」とイベントや雑誌等で語っている。一方、『機動戦士ガンダム』でアムロ・レイを演じた声優の古谷徹は、アムロが出ていないので番組自体をあまり見ていないのと、デザインがあまり好みではないらしく「髭ガンダムのデザインが好きではない」と述べている。
永野護は「最低のデザイン」と評し、「∀ガンダム脚部のスラスター・ベーンは(永野がデザインした)ブレンパワードのコピー」と発言した。
 
ゲームへの客演 
SDガンダム GGENERATIONシリーズ - 『ZERO』以降ほぼ全作に登場している。『SPIRITS』には実質的な最終ボスとしてゲスト出演。全シナリオをクリアすると出現する最終シナリオ『世界が眠る日』で、文明を葬り去ろうとするMSとして、プレイヤーの前に立ちはだかる。また、携帯機シリーズでは原作と逆にギンガナムに隠された、ムーンレィスの守護神として祖先たちが建造し封印されていた物を偶然、ロランが発見する展開となっている。『WORLD』ではベーシック版、能力未解放版、能力解放版、『SPIRITS』に登場した黒歴史版が登場している。
スーパーロボット大戦α外伝 - アムロやカミーユら宇宙世紀シリーズのガンダムパイロットの乗り換えが可能な機体であり、ロラン以外のパイロットによる専用台詞も収録されている。
SDガンダム スカッドハンマーズ - サイド3より発掘されたモビルスーツとして、アムロが搭乗する。ビームサーベルや月光蝶は搭載されていない様子だが、ナノマシンは搭載している。
機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム - メイン射撃はガンダムハンマーとなっており、しかも両手に装備しているという仕様になっている。ミスルトゥ破壊時の核弾頭投てきがチャージショット扱いで使えるが、1体につき1回しか使えない(破壊されて再登場するまで使用できない)。
機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダムNEXT - 前作と同じ仕様だが、体力が200以下になると、月光蝶を発動する。発動後は攻撃力が倍となり、形勢を逆転することもできる。
ガンダム無双 - 『ガンダム無双1』では∀ガンダムのみゲスト出演したが、『ガンダム無双2』ではターンXも登場している。なお、ゲーム上では月光蝶よりも核弾頭投擲のほうが威力が高く設定されている。
Another Century's Episode3 - 空間転移や核弾頭投擲、さらに月光蝶まであますところなく本機の武装バリエーションを搭載している。高火力機でかつナノマシンを搭載しており格闘もハンマーも全てにおいて高い水準の機体である。
スーパーロボット大戦Z - α外伝同様、宇宙世紀シリーズのガンダムパイロットの乗り換えが可能な機体であり、専用台詞もα外伝の時以上に多数収録されている。
 
バリエーション 
 System-∀98 プロトタイプ∀ガンダム
テストベッド∀とも呼ばれる前段階の試作機。完成機とは異なる胸部構造と、ターンXに似た頭部を持ち、やはりコクピットは頭部にある。
 System-∀99 ∀ガンダム フル装備型
 ∀ガンダム量産型
「月光蝶」の厄災以前、∀ガンダムから一部機構を排して建造されたらしい機体。文字設定上のみで語られていた詳細不明の存在だったが、漫画『月の風』の冒頭にそれと思われる機体が登場した。のちにグエン・サード・ラインフォードが製造を画策した地球製の量産型∀との関連性は不明である。
 スモーガンダム
∀ガンダムのデザイン準備作業でシド・ミードが描き上げた初期段階のもので、Mバージョンと呼称されていた。ボディはスモーのままで、フェイスカバーの中がガンダム顔になったようなMSである。名前の通り日本の力士に似たスタイルである。さらにここから∀ガンダムの決定稿デザインへと発展するが、この段階のものをクリンナップしてスモーが登場した。「電撃ホビーマガジン」誌上で立体化された際は、ガンダムに定番のトリコロールカラーで塗装された。
このスモーガンダム自体に特に設定などは付加されていないが、劇中ではスモーと∀はコクピットの互換性など、暗に何らかの技術的関係があるような存在として扱われていた。
 System-∀99 ∀ガンダム(GGENERATION SPIRITS版)
源繭を撃破した時に中から出現する謎の機体という設定。System-∀99が本機を制御しており、従来の宇宙世紀の機体とは桁外れの性能を持っている。通常の∀と違うのはツインアイが赤で機体が紫に発光している点。空間転移やハイパーナノスキン装甲、そして月光蝶などの未知の技術を持ったこの機体が何のために開発されたのか不明だが、唯一つ確かなのは、その驚異的な性能を持って地球上の全てのものを滅ぼそうとしている点のみである。『WORLD』にも「∀ガンダム(黒歴史)」という名称で登場しているが、武装は少なくなり性能も若干低下している。開発はバルバトスのみからで、他の機体に開発したり設計に利用することは一切できない。図鑑の記述によれば、この機体が正暦2343年に発見される「∀ガンダム」と同じ機体であるかどうかはわからないとのこと。
 大繭
『SDガンダム GGENERATION SPIRITS』最終ステージ「世界が眠る日」に登場。頂点に∀の頭部のようなものが付いた、繭のようなもの。抵抗する全てを「壌」へと帰し、地球へと歩みを進める、謎の発光物体。System-∀によって制御が行われている。
 源繭
大繭を撃破すると出現する謎の存在。桁外れの防御力を持っており生半可な攻撃ではほとんどダメージを与えられない。MAP兵器使用時に、∀のシルエットが出現する。
 小繭
大繭・源繭が生み出す、小型の「繭」状の物体。破壊しても、本体が倒れない限りは無限に生産される。


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