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ウイングガンダムゼロカスタム / 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 登場モビルスーツ紹介




OVA『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』用としてカトキハジメがリファインした機体。
あくまでもデザインが違うのみでテレビ版と同一機である。OVA公開当時は「ウイングガンダムゼロカスタム」とも呼称されたが、徐々に「ウイングガンダムゼロ(EW版)」という名称表記へと移行していった。

 
機体色はほぼ白青のツートン。兵器的な無骨さを持つテレビ版とは対照的に、天使を髣髴とさせる4枚の翼、甲冑的な意匠を取り入れた本体部と、よりキャラクター性を重視したスマートなデザインとなっている。カトキハジメによれば、テレビアニメ版のデザインはあまり羽根らしいシルエットではなく、一部の女性視聴者から「虫みたい」などと評されるものであったことから、「ウイング」という名に決着をつけることも意図されたという。
 
他の4機は頭部のみ石垣純哉のデザインであり、フェイスの形状はテレビ版に準じたものになっているが、本機のみ全てがカトキハジメのデザインのため、1機だけテレビ版とフェイスの形状が変わっている。ただし『EW』の1話ではテレビ版のゼロと同じ形状で描かれたシーンがある。
 
4枚の翼は本体同様ガンダニュウム合金で製造されており、2枚ずつ2対からなる。1対は自在に開閉・移動が出来る可動式の主翼2枚、もう1対は翼自体の面積が可変する副翼2枚で構成されており、機能的にはバーニアとして特化している。この主翼は地上では文字通り翼として、宇宙空間ではAMBAC作動肢として機能し、機体にトールギスを超える破格の超大推力・機動性・運動性を与える。大気圏突入時は主翼全体で機体を覆い、摩擦熱から機体を保護する。また主翼を2枚喪失したとしても、飛行能力が損なわれることはない。

劇中ではカトキハジメの提案により、荒唐無稽に見えてもあまり機械らしい動きはさせず、しなやかに羽ばたき羽毛を散らしながら飛ぶ演出がなされた。
ネオバード形態への変形機構は廃止されている。また惑星間航行用ブースターを装着することも可能。


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新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 作品紹介




『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』(しんきどうせんきガンダムウイング エンドレス ワルツ)は、ガンダムシリーズのOVA(オリジナルビデオアニメ)で、『新機動戦記ガンダムW』の続編として1997年に全3話が制作された。後に再編集され、追加映像を加えた『特別篇』が劇場公開された。ガンダムシリーズで初めて宇宙世紀以外の世界観を舞台にした続編&OVA作品でもある。
 
作品概要
テレビシリーズでのコロニーと地球の戦争から1年後の世界に再び起こった戦争を舞台に描く。テレビシリーズ『新機動戦記ガンダムW』に登場していた主要MS(モビルスーツ)は本作においてもそのまま引き継がれているが、大河原邦男がデザインした5機の主役ガンダムについては、設定上は同一の機体だが、カトキハジメや石垣純哉らによってデザインの一新がなされている。また、それに伴いプラモデルや設定資料等における名称も変更されている。
本編にはデュオが量産モビルスーツの戦い方からパイロットがトロワだと見破る場面や、宇宙でゼクスが抵抗するも敵機を地球へ降下させるのを許してしまう場面など、テレビシリーズを踏襲した場面、描写も数多く存在する。また、テレビシリーズで一度流された五飛の目の前で盾に取られたL5コロニーが自爆する場面の回想でも、アルトロンガンダムが『Endless Waltz』版に描き替えられている。
 
物語
かつての戦いから1年。全ての武力を放棄して平和への道を進む世界に対し、トレーズ・クシュリナーダの実子を名乗る少女マリーメイアを頂く、コロニー組織の黒幕であったバートン一族が地球圏支配を狙って「真の」オペレーション・メテオを再び画策。彼らは、放棄されたはずのMSリーオー他旧式戦力に新型MSサーペントを加えての武力侵攻と、平和の象徴でもあるリリーナ・ドーリアンを拉致し、地球圏へ宣戦布告を行った。
特務機関プリベンターを組織して、亡きトレーズの意思を継ぎ地球圏の平和維持に当たっていたレディはノインやポォと共に事態の収拾を図るが、対応に追われていたレディの前に「火消しの風・ウインド」を名乗るゼクスが現れ、プリベンターとして活動する権限と封印されたトールギスIIIを貸し与えるように願い出た。そして同じく、マリーメイア軍の暴挙に対抗すべくヒイロとデュオも行動を開始し、カトルも先の戦いの終結後、太陽に向けて飛ばすことで廃棄予定であったガンダムの封印を解く。しかしその前に立ちはだかったのはマリーメイアの軍門に下ったトロワ、そしてガンダムパイロットの中でただ1人ガンダムを手放していなかった五飛だった。マリーメイア側についた五飛は、1年前にあれほどの戦火を体験したにもかかわらず、何も変わらない人々に業を煮やし、自らもトレーズとの決着と、戦いそのものへのこだわりから抜け出せないでいた。
敵のふりをしていたトロワの手を借り、マリーメイア達のコロニー落としを阻止したものの、サーペント部隊はすべて地球へ降下してしまう。一足先にウィングガンダムゼロを受領したヒイロだが、再び五飛が戦いを挑んでくる。しかし、過去の悲劇に苦しむヒイロは敢えて五飛の一撃を受け、海へと落ちた。トロワ達は「オペレーション・メテオはこうあるべき」と、廃棄されるはずだった3機のガンダムに搭乗し、地球に降下しマリーメイア軍の大部隊に挑む。ゼクスとノイン、デュオ、トロワ、カトルはマリーメイア軍の圧倒的な物量を前にしながら、以前と異なりパイロットを殺さないという困難な戦いに挑み、徐々に追い詰められていく。
そこに到着したヒイロは、半壊した機体に一斉攻撃を受け続けながら、ひたすらマリーメイア軍の指令部をツインバスターライフルで撃ち続ける。負け続けながらも、真っ向から戦う彼らの姿勢に打たれた人々は、自ら立ち上がり平和を望む声を上げる。それを見た五飛は、平和は武器を持たず立ち上がることによって勝ち取るものだと、自らのこだわりにピリオドを打つ。そしてヒイロは、バートンに傀儡として祭り上げられていたマリーメイアを弾の無い銃の引き金を引いて「殺し」、表舞台から降ろすことで、地球圏における戦争の歴史に真の幕を引いた。
 
主要登場人物
ヒイロ・ユイ(声:緑川光)
デュオ・マックスウェル(声:関俊彦)
トロワ・バートン(声:中原茂)
カトル・ラバーバ・ウィナー(声:折笠愛)
張五飛(声:石野竜三)
リリーナ・ドーリアン(リリーナ・ピースクラフト)(声:矢島晶子)
ゼクス・マーキス(ミリアルド・ピースクラフト)(声:子安武人)
ルクレツィア・ノイン(声:横山智佐)
マリーメイア・クシュリナーダ(声:佐久間レイ)
デキム・バートン(声:依田英助)
真のトロワ・バートン(声:中村秀利)
キャスリン・ブルーム(声:杉本沙織)
ドロシー・カタロニア(声:松井菜桜子、『特別篇』のみ登場)
(『特別篇』のキャストも同一)
 
登場主要兵器
ウイングガンダムゼロ
ガンダムデスサイズヘル
ガンダムヘビーアームズ
ガンダムサンドロック
アルトロンガンダム(ガンダムナタク)
サーペント
トールギスIII
 
各話リスト
静かなる軌道(サイレント・オービット)
過ぎ去りし流星(オペレーション・メテオ)
永遠への回帰(リターン・トゥ・フォーエヴァー)
 
スタッフ
原作:矢立肇、富野由悠季(『機動戦士ガンダム』より)
監督:青木康直
脚本:隅沢克之
キャラクターデザイン:村瀬修功
衣装デザイン協力:出渕裕
メカニカルデザイン:大河原邦男、カトキハジメ、石垣純哉
音楽:大谷幸
企画・制作:サンライズ
 
主題歌
エンディングテーマ:「WHITE REFLECTION」
作詞:永野椎菜、作曲:高山みなみ、編曲:高山みなみ、永野椎菜、唄:TWO-MIX
 
関連作品
劇場版
OVA版のヒットを受けてOVA版全3話を劇場公開用に再編集し、OVAでは無かった新作カットを多数挿入して1998年8月1日に劇場版『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 特別篇』(しんきどうせんきガンダムウイング エンドレス ワルツ とくべつへん)として全国松竹系映画館で公開。『機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ミラーズ・リポート』と同時上映された。ガンダムシリーズ初の宇宙世紀以外のの世界観を舞台にした劇場版でもある。
この2作を合わせてガンダム生誕20周年記念作品とし『GUNDAM THE MOVIE(ガンダム・ザ・ムービー)』と銘打たれている。特別前売券として、『ガンダムW』からヒイロ、デュオ、トロワ、カトル、五飛の各5種と『第08MS小隊』からシローの1種の全6種類から選べる長さ140cmのタペストリーの付いた前売りチケットが、「チケタペ」として各2,800円で発売された。『ガンダムW』のタペストリーのみ並べると絵が繋がって見える仕様になっている。
また劇場公開日当日はガンダム20周年記念イベント『ガンダムビッグバン宣言』がパシフィコ横浜で開催され、上映映画館とこのイベント限定で1/144HGウイングガンダムゼロ(クリアー版)が販売された。 CS放送局はもちろんのこと、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』や『機動戦士ガンダム00』の放送開始に合わせ、毎日放送(関西ローカル)でも繰り返しオンエアされた。

主要スタッフ
エグゼクテイブプロデューサー:吉井孝幸
企画:宮河恭夫、渡辺繁
演出:杉島邦久
作画監督:菱沼義仁
メカニカル作画監督:筱雅律

主題歌:「LAST IMPRESSION」
作詞:永野椎菜/作曲:高山みなみ/編曲・唄:TWO-MIX


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