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強化人間について




宇宙世紀における強化人間
『機動戦士ガンダム』を始めとする「ガンダムシリーズ」の内、宇宙世紀を舞台とする作品における強化人間 (Artificial Newtype) は、投薬や心理操作により人の潜在能力を引き出し、ニュータイプと同じような感応能力を人工的に引き出し、またそれをモビルスーツの操縦能力に特化させ(サイコミュの項を参照)、身につけた人間の事を指す。
『機動戦士ガンダム』では、ニュータイプについて研究を行うフラナガン機関にて開花したララァ・スン少尉が登場するが、彼女は強化人間ではなく通常のニュータイプである。また、後に元々あるニュータイプの素質を人工的に高める施術が確立されたが、これを受けたとされる者(プルツー、クェス・パラヤなど)も、本質的な意味での強化人間とは言えない。
一年戦争の終戦後、連邦軍にてジオン公国軍の施設や軍事資料が押収され、その中にニュータイプに関する資料が発見された。これをもとに連邦側が人工的に生み出されるニュータイプ、強化人間を作り上げる事になる。しかし被験者に対して薬物投与や強迫観念を植え付ける等のマインドコントロールといった、人体にとっては過酷な過程が必要な事もあり、対象となった人間は精神的な障害や情緒不安定な状態を引き起こしてしまうことが多かった。
強化人間が登場したのは次作『機動戦士Ζガンダム』からで、フラナガン機関同様にニュータイプの研究を行っていた地球連邦下の組織、ムラサメ研究所(日本)で強化を施されたフォウ・ムラサメ、オーガスタ研究所(アメリカ)で強化を施されたロザミア・バダムなどがいる。また宇宙世紀のガンダム世界において初めての強化人間は、ゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望』シリーズにて登場したプロト・ゼロ(ゼロ・ムラサメ)であるとされる。
グリプス戦役後も強化人間の研究は主にネオ・ジオンで継続され、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』ではギュネイ・ガスが登場している。彼はグリプス戦役期の強化人間のような精神的障害・情緒不安定はあまり見られず(情緒不安定を懸念する発言も劇中登場するが、むしろ歳相応の血気盛んさにも近く、シャアもそれを単なる若さ故と一蹴している)グリプス戦役期から第二次ネオ・ジオン抗争期にかけての技術的進歩が伺える。小説版『機動戦士Vガンダム』では、カテジナ・ルースが登場しているが、素体が原因か、ほぼ0から再研究が始まったためか、一年戦争やグリプス戦役における初期の強化人間のような不安定な面も見られる。 『機動戦士ガンダムΖΖ』及び『機動戦士ガンダムUC』ではクローン・ニュータイプであるプル・シリーズが登場する。彼女らは人工子宮において育成され、発生の初期段階から肉体的な強化措置を施されている。プル・シリーズは強化筋肉や心臓支援器官の創設によって高機動戦闘に特化した肉体を持ち、発達した神経系による情報の高速処理が可能であるとされる。
強化人間たちは兵器として生み出された経緯もあり、その多くが悲劇的な最期を遂げている。
また、漫画『機動戦士ガンダム ムーンクライシス』では、ブーステッドマンと呼ばれている。ただしこの呼称はサンライズ公式設定という訳ではない。
宇宙世紀200年代を描いた『ガイア・ギア』においては、技術の発展によってオールドタイプであっても普通にサイコミュを扱えるため、強化人間は登場しない。
 
アフターウォーにおける人工ニュータイプ
『機動新世紀ガンダムX』を始めとするアフターウォーを舞台とする作品には、人工ニュータイプ(じんこうニュータイプ、Cyber-Newtype)と呼ばれる強化人間が登場する。
人工ニュータイプの場合、ベルティゴなどのニュータイプ専用モビルスーツに搭乗しなければその能力を発揮することは出来ず、特にニュータイプ用兵器ビットは、その能力を大幅に使わなければならない。
また、1ヶ月に一度、シナップスシンドロームと呼ばれる後遺症が起こる。これは無理な強化をなされたために人工ニュータイプが激烈な苦痛を伴う発作を起こす症状の事であり特殊薬品の投与などの適正で高度な措置をしない限り、発作から逃れることは出来ない。
本作では、カリス・ノーティラスが人工ニュータイプである。カリスに強化を施したノモア・ロングことドーラット博士が人工ニュータイプを作った真の目的は巨大モビルアーマー「パトゥーリア」の生体ユニットにするためであり、成功例たるカリスも当然例外ではなかった。また、人工ニュータイプを作り出す技術は作中の時代ではノモアしか持っていなかったようである。


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[ 2012/07/02 18:30 ] その他 | TB(0) | CM(0)

ニュータイプ




ニュータイプ (Newtype) は、アニメ「ガンダムシリーズ」に登場する架空の概念。
 
概要
新しい人類とされる人達を指すが、もともとの概念が曖昧だった事に加え、作品が進むにつれて言葉の意味する事象が広がりすぎたため、はっきりとした定義は困難である。物語中では、ニュータイプとされる人々は特異な能力を持った人物として描かれる事が多い。ニュータイプに対する従来の人類はオールドタイプ (Oldtype) と呼ばれ、やや軽蔑の意味合いを込めて使われるケースも多い。
 
原作者のニュータイプ概念の変遷と意図 
重要な設定であるはずの「ニュータイプ」の概念が一定しないのは、富野由悠季がガンダムシリーズの第一作『機動戦士ガンダム』の制作途中でニュータイプの概念を入れたことを、最初は「俺は物凄いことを思いついた」と歓喜していたものの、後に疎ましく思っていたためである(なお、アムロ・レイが超能力者であるという構想は最初から持っていた。メモ書き中に「エスパァかもしれぬ」の記述があり、それはマチルダ・アジャンの台詞からも垣間見える)。特に、ファンの間で「ニュータイプ」という言葉が一人歩きしてしまったことや、高千穂遙の評論の中でガンダムがSFではない決定的な理由として挙げられたことなどを快く思っていなかったといわれる。『機動戦士ガンダム』以後の富野の作中(特に小説)では、ニュータイプ概念の肯定と否定が同時に行われているような奇妙な様相を見せている。
 
失敗という烙印
富野はNHKの番組『トップランナー』に出演した際、「『ニュータイプ』は失敗だった」と明言した。しかし、NTVの『爆笑問題のススメ』にゲスト出演した際、「ニュータイプ」という概念が主題に置かれ、「ニュータイプとは何か?」「どうしたらなれるのか?」という問いに、彼なりの解釈(先入観や自分の尺度・概念で人や物事を見ない云々)を用いて答えている。
 
原作者が新たに見出したニュータイプの結論
富野は今まで結論の出せなかったニュータイプというテーマに対し、2005年・2006年に発表された劇場版『機動戦士Ζガンダム』(新訳Ζ)において「真のニュータイプとは、今までのニュータイプ論で描いた精神的な共感に加えて肉体的な体感を持ち、それらを隣の人を大事にするために活かすことができる人である」という隣人愛の結論を描き、新訳Ζのカミーユ・ビダンこそ究極的なニュータイプと発言している。
 
備考
キャラクターデザイナーの安彦良和はニュータイプのことを「ジェネレーションの別の謂い」だと発言している。おでこに一瞬のパルスが走り、瞬時に敵を倒すエスパー的な描写は、SF作家光瀬龍が指摘するように「古過ぎる」ものであると認識し、ラストシーンで総てのキャラクターが意識の交感をするくだりをもって、若い世代は総てニュータイプの萌芽を胸に秘め、「百年戦争」のような暗澹たる未来へ終止符を打つ者たち、と定義している。ただしこれは「今はもうそれぞれのガンダム」と言い切った安彦の私観である。
 
宇宙世紀におけるニュータイプ
ニュータイプの劇中での描写
宇宙世紀を世界観とする作品におけるニュータイプとは、ジオン・ズム・ダイクンとその思想ジオニズムによって出現が予言された、宇宙に適応進化した新人類の概念である。ダイクンの死後勃発した一年戦争の最中、アムロ・レイやララァ・スンらによって現実の存在となった。しかしその能力が戦時下で発現した結果、ダイクンが考えた「お互いに判りあい、理解しあい、戦争や争いから開放される新しい人類の姿」とは縁遠い、人殺しの道具として能力が用いられる結果となってしまった。
ニュータイプは、一般に認識能力の拡大により人並み外れた直感力と洞察力を身につけ、並外れた動物的直感と空間認識能力を持ち、独特のサイコウェーブ(脳波)を発する。また、離れていても他者やその状況を正確に認識し、意思疎通をする能力を発揮し、後に開発されたサイコミュと呼ばれる脳波と兵器を連動させる機器を扱う能力を有している。このため敵を視認することなく「気配」で探知し、さらにその機動を先読みして攻撃、一方では敵の攻撃を察知して回避するなど、戦闘において圧倒的な力を発揮している。
能力発現には心身に強いストレスを受けることを必要としているようで、アムロの場合は危機的状況と重圧が長く続いたことや親しい者との別れや死が契機となっている(発現前には両親と生き別れており、ラル、リュウ、ハモンと立て続けに大切な存在を亡くしている)。シャアの覚醒もララァ・スンを失ったことによるものだった。人工的に生み出された強化人間も記憶操作で強いストレスを与えられている。(フォウ・ムラサメは本名や記憶を奪われており、ロザミア・バダムはコロニー落としで兄と生き別れたという偽の記憶を植え付けられた)また、地球圏を遠く離れて暮らす宇宙居留者にはシャリア・ブル、パプテマス・シロッコ(共に木星帰り)、ハマーン・カーン(小惑星アクシズ育ち)といった高い能力を持つ者が生まれている。
 
ダイクンはニュータイプを宇宙生活者であるスペースノイドの進化形としていたが、実際にはアースノイドの中からも多く出現している(ララァはシャアに見出されるまで地球を離れた事は無く、アムロとカミーユも地球で生まれ幼少期を過ごしている。逆にシャアとセイラは宇宙生まれの、地球育ちである)。つまり、素質自体は誰にでも少なからずあるが、高い能力を発現する者はごく限られているということになる。
『機動戦士Ζガンダム』では、ニュータイプとしての力が特に高い者の身体(もしくは本人が搭乗しているモビルスーツ)からオーラが迸るような描写がなされた(キャラクターの性格や状態によって描写が違い、怒りに燃えるカミーユ・ビダンの赤いオーラや、キュベレイの背後に悪鬼のように浮かび上がるハマーン・カーンの影などがあった)。
その他、一部のパイロットにおいてもビーム兵器の過剰出力や、攻撃を無効化するバリアの展開、そのプレッシャーによって相手MS(パイロット)を一時的に行動不能に追い込む等の現象が見られている。ただし、これらはあくまでパイロット(戦士)としての戦闘能力であり、ニュータイプの持つ能力の一面的な発現に過ぎない。本来のニュータイプ能力とは相互理解のための力であり、前述の通り洞察力、認識力の拡大による精神的な共感、そして肉体的な体感によって隣人を大切にすることの出来る人間である。カツ・コバヤシなど、パイロットとしての能力が低くともニュータイプの資質を持つ者もいる。また一方、ジュドー・アーシタやシャア・アズナブルの様にパイロットとしての戦闘能力が高く、なお且つサイコミュを備えた機能を扱えても、ニュータイプとしての資質自体にはやや乏しい者も存在する。よって、パイロットとして超常的な戦闘能力を示すことが、必ずしもニュータイプとして高い能力を持つことを証明する訳ではない。最もニュータイプ能力が高いと言われるカミーユにおいては、その共感能力の拡大によって死者の思念を集め自分の精神に同化させ、その力で超常的な現象を引き起こしている。ジュドー・アーシタもまた死者の思念を集め、超常的な現象を起こし、アムロもサイコフレームの共鳴現象で敵味方なく協力を取り付け、アクシズの地球落下を防いだ。
一年戦争当時、ジオン公国軍では通常では考えられないような能力を発揮したパイロットをニュータイプととらえ、彼らに対応した兵器の開発がなされた。その結果、ニュータイプ専用機と呼ばれる新しいタイプの兵器が完成した。また、戦後はそれらの技術が連邦側に接収され、それを元に強化人間等の研究・開発も行われている。
 
ニュータイプの概念の本質
ニュータイプの概念の本質は宇宙空間で生活するようになった人類が、それに対応するために進化していったものであるとされている。元々はジオン・ズム・ダイクンが提唱した概念の一つであり、宇宙という広大な生活圏を手に入れた人類は洞察力、認識能力が拡大し、肉体的、精神的にあらゆる物事を理解することができ、それが全人類に広がった時にかつてなしえなかった相互理解が可能となる、という主旨であった。
 
超能力者との違い
アニメ映画『機動戦士ガンダムII 哀・戦士編』内にて、レビル将軍は、軍の公式見解ではなく私見と断ったうえで「直感力と洞察力に優れた人間と考えている」と述べた。また、『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』では、「ニュータイプ≠超能力者」であると述べている。彼によれば「ニュータイプ=戦争を必要としない人間」なのだという。
 
サイキッカーの登場
『機動戦士Vガンダム』では、もはやニュータイプという存在は歴史上の伝説となりつつあった。また、この時代には「サイキッカー」という概念が存在している。このサイキッカーとニュータイプが同一の概念で時代の変遷による呼称の変化なのか、まったく別の進化形なのか、ニュータイプの発展形なのか詳しい説明はない。各種ゲームなどではニュータイプと同じ扱いであることが多い。漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人』にもサイキッカーが登場する。
 
ニュータイプの概念変化
ジオン・ダイクンが提唱したのを皮切りに、シャア・アズナブルやアムロ・レイなどが世にニュータイプという存在を知らしめた時代から数十年を経た『機動戦士ガンダムF91』の時代では、ニュータイプという概念そのものが薄れていた。
ニュータイプとは『パイロット適性の高い人間』や『モビルスーツに関するエキスパート』という程度の捕らえ方が一般的になっており、優秀なニュータイプであるシーブック本人がそのように考えていた。ただし、ザビーネ・シャルはニュータイプのことを「あるがままを見ただけで、そのものの本質を洞察できる存在」と語り、本来の意味付けに近いニュータイプの概念を受け継いでいる人々も、少数派ながら存在するようである。
さらに原作者の富野由悠季が著述した作品のうち、『機動戦士ガンダムF91』から更に80年あまり経った、宇宙世紀では最も遠い未来を描いた『ガイア・ギア』においては、ニュータイプの存在は非常に希少であり、ましてやその能力を発揮するパイロットはほとんどいなかった。ニュータイプ専用機も開発されていたが、それも通常はオールドタイプによりサイコミュを切られ運用されていた。ただし技術の進歩によって、サイコミュシステムそのものはパイロットがオールドタイプであろうと使用可能である。ファンネルなどのニュータイプ用兵器の使用はもちろん、サイコミュシステム起動時は使用者にニュータイプ的な超感覚が備わるほどの性能を発揮する。ラジオドラマ版では、オールドタイプのサイコミュ使用は肉体・精神的な障害を引き起こす危険があるとされ、それがサイコミュシステム封印の根拠になっている。原作小説では「オールドタイプのパイロットにとってサイコミュが危険だったのは、技術が未発達だった過去の話」とされ、劇中ではオールドタイプのパイロットが何の問題もなくサイコミュを使う場面がある。このような背景があるため「ガイア・ギア」には強化人間が登場しない。ただしニュータイプがサイコミュを使用した方が、オールドタイプが使用する場合に比べ格段に効果は高い。
 
ニュータイプと強化人間
ニュータイプの超常的な能力を実感した軍は、軍事利用を目的として後天的にニュータイプと同様の能力を持つ兵士を生み出そうと試みた。その所産が強化人間(人工ニュータイプ)である。彼らは、非人道的な肉体改造や投薬、精神調整の結果生み出されたもので、精神的に不安定になったり、本来の人格を壊され異常に攻撃性が強くなったり、偏狭的になったりしている。これとは別に、元々のニュータイプとしての能力を人工的にさらに高める技術も生み出されていた。
ニュータイプと強化人間の間に能力的違いはなく、両者に共鳴は起こる。実体験により段階的に能力を覚醒させるニュータイプと異なり、改造強化で能力を引き出された強化人間は大きな成長が見込めないという点が異なる(むしろ、成長してしまうと扱う側に不都合を生じる)。
 
アフターウォーにおけるニュータイプ
アフターウォー(『機動新世紀ガンダムX』)を世界観とする作品におけるニュータイプは、「人類の新たなる革新」と明確に定義され、主に専用のシステム(フラッシュシステム等)を作動させることができ、戦況の流れを一変させることができる人達にその呼び名を使用していた。
この作品では、精神的なショックなどのために「能力を失ったニュータイプ」が登場する。また、第7次宇宙戦争でその全てが命を落とすか、再起不能になったため、この世界で人為的によるものではない生まれながらのニュータイプは極めて稀で、作中で登場したのはティファ・アディールとアベル・バウアーのみ(共にフラッシュ・システム適合者)である。また、ニュータイプ能力を持つ者は人間に限定されないようで、それと思しき能力を持つ白いイルカが登場した。しかしティファは、アベルが覚醒したときに感じたプレッシャーから、アベルは自分やルチル・リリアントとは違うと感じていた。
アフターウォーでは、宇宙世紀シリーズ以上にニュータイプは「戦争の道具」と見なされており、地球連邦(旧連邦)・宇宙革命軍共にニュータイプ専用機を投入したのみならず、ニュータイプを新兵器の生体部品として利用する研究も行われていた。先の大戦で双方とも壊滅した後もなお、この傾向は変わらず、新連邦は戦争兵器としてニュータイプを求めていた。更には、宇宙革命軍では思想統制及び選民思想の道具としてまでニュータイプを利用している。
これに対して、旧連邦のニュータイプ兵士として世界崩壊の引き金を引いてしまったジャミル・ニートは、ニュータイプは新しい時代を切り開くための存在であるべきだと考え、彼らを保護する活動を始め、後に宇宙革命軍の兵士でジャミルのライバルでもあったランスローも、ジャミルの行動や考えに共感を示すようになった。
物語の最終局面で三者はそれぞれ、この世界のファーストニュータイプと呼ばれる存在と接触すべく月面の「D.O.M.E.」という施設を目指し、そこでファーストニュータイプと呼ばれた存在を内包したD.O.M.E.の意思から「ニュータイプという概念は人間が作り出したもので、幻想に過ぎない。ニュータイプと呼ばれる者たちは異能者ではあるが、異能力と人類の革新とは別である」というメッセージを受け取る。
異能者であるにも関わらず、専用のシステムを起動させられなかったがゆえにニュータイプと似て異なる「カテゴリーF」なるレッテルを貼られたフロスト兄弟は、その屈辱から両軍首脳を抹殺し、自分達を否定した世界を滅ぼそうとする。
en:After War Era technology#Newtypes
 
カテゴリーF
カテゴリーF( - エフ、Category F)は、ニュータイプの素質がある人間を探していた段階で発見された分類の一つ。ESP的な能力を持ち、一時はニュータイプと持ち上げられたが、フラッシュシステムに対応していないという理由でニュータイプの枠から外され、隅に追いやられる存在となった。
作中ではフロスト兄弟の2人がカテゴリーFに分類された人間として登場し、彼らは、物理的距離に関係なく兄弟同士の間だけテレパシーによる意思疎通・感覚共有をする特殊能力を持っていた(ツインズシンクロニシティ)。また、彼らは自分達がカテゴリーFに分類されている事を恨み続けていた。またエスタルドでニュータイプ候補とされその試験を兼ねた戦闘に投入された士官達は全員撃墜、殺傷された後の報告で「カテゴリーF」と判定を受けている。
なお、「F」とはフェイク(fake=紛い物)の頭文字を取っている。
ゲーム作品では「カテゴリーF」という能力クラスとして表現される場合が多いが、原義ではあくまで「フラッシュシステム非対応の特殊能力保持ないしは兆候のある者」であり、能力そのものの呼称ではない。
en:After War Era technology#Newtypes: Category F
 
正暦におけるニュータイプ
正暦(『∀ガンダム』)を世界観とする作品では、過去のニュータイプはみな外宇宙に出て行ってしまい、太陽系圏内にはもはや存在しないという設定である。
福井晴敏によるノベライズ版∀ガンダムでは、ロラン・セアック、ソシエ・ハイム及びヤーニ・オビュスがニュータイプであることを想像させる描写がある。
 
その他の作品との関連
『新機動戦記ガンダムW』では、カトル・ラバーバ・ウィナーが「宇宙の心を感じ取る」という特異的な感性を持っており、ウイングガンダムの自爆行為に衝撃を受けた者達の意思を感じ取ったり、ウイングガンダムゼロで暴走を起こしたヒイロ・ユイの精神に、自らの意思を直接訴える等、さながらニュータイプのような奇跡を起こしている。
『機動戦士ガンダムSEED』では「人類が一つ上のステージに進むための可能性」として「SEED」が登場している他、「物事、近未来、お互いの存在などを直感的に先読みする力」といったものが存在する。遺伝子操作をされていない普通の人間(劇中の言葉でナチュラル)のごく一部(ムウ・ラ・フラガ、ラウ・ル・クルーゼなど)が所有する特殊能力として分類されている。前述のムウとラウは、お互いの存在や意識を感覚として読み取ることができ、戦闘中にも互いの居場所や戦術を幾度も感じ取っていた。ラウは、物語終盤でドラグーン・システムを多用してキラ・ヤマトを苦しめ、ムウも、覚醒したキラ以上の反射能力を見せてラウの攻撃を回避し、驚異的な能力を発揮した。
『機動戦士ガンダム00』では、「来るべき外宇宙での異種との対話」のために人類が進化した存在をイノベイターと呼ぶ。彼らは状況把握能力、空間認識能力、脳量子波(いわゆるテレパシー)による意識の共有など、これまでのニュータイプと似た能力の他、細胞の変化による肉体の強化、通常の人間の倍の寿命を持つ。イノベイターは高純度のGN粒子を浴び続けることで、通常の人間が変革し発生する。アニメ作中では、主人公の刹那・F・セイエイ1人のみだが、劇場版では世界各地でイノベイターに成り得る一般市民が何名か登場している。劇場版のエピローグでは、人類の4割がイノベイターへ覚醒し、その一部が外宇宙へ向けて出発をしている。
作中にはイノベイターを模して造られた人工生命体のイノベイドが登場する。真のイノベイターが現れる以前に計画の補助と人類のサポートのために量子コンピュータの『ヴェーダ』によって造られた生体情報端末で、遺伝子操作によって並外れた身体能力と、ナノマシンによるテロメア修復機能による不老の肉体を持っており、その点ではイノベイターを凌駕している。同じくGN粒子を触媒にした脳量子波による感応能力や圧倒的反射能力を持つが、イノベイターの強い脳量子波を受けると精神を掻き乱され混乱する。
『機動戦士ガンダムAGE』では、脳で使われない領域「X領域」を活性化できる存在をXラウンダーと呼ぶ。


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