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イージスガンダム(GAT-X303) / 機動戦士ガンダムSEED 登場モビルスーツ紹介





 イージスガンダムは、テレビアニメ『機動戦士ガンダムSEED』に登場する兵器。
地球連合軍の試作型モビルスーツ (MS) 。劇中での正式名称はイージス。機体名の「イージス」はギリシア神話に登場する防具「アイギス」に由来する。
メカニックデザインは大河原邦男が担当。また、この独特な機体と変形デザインは、『∀ガンダム』にてシド・ミードが考えたが没となったミリシャのMSが原型となっている。その独特な変形を気に入ったメカニックデザイナーの片桐圭一郎が、イージスへの転用を考えた。
 
イージス
Aegis
型式番号:GAT-X303
全高:18.86m
重量:79.60t
装甲材質:フェイズシフト装甲
武装:75mm対空自動バルカン砲塔システム
  「イーゲルシュテルン」×2
   60mm高エネルギービームライフル
   ビームサーベル×4
   対ビームシールド
   580mm複列位相エネルギー砲
  「スキュラ」
搭乗者:アスラン・ザラ
    エミリオ・ブロデリック(ファントムペイン仕様)
 
 
機体解説
 地球連合加盟国の1つ大西洋連邦が、オーブ連合首長国公営企業モルゲンレーテ社の技術協力を受け、オーブ管轄の資源コロニー「ヘリオポリス」で極秘開発した5機の試作型MS(G兵器 / 前期GAT-Xシリーズ)の1機。
本機最大の特徴は他の機体に採用されたX100番台・X200番台フレームとは根本的に構造が異なるX300番台の可変フレームを採用し、モビルアーマー (MA) への変形機能を備えている点である。X300番台に連なる機体はこの他にGAT-X370 レイダー、GAT-333 レイダー制式仕様などが存在するが、X100番台・X200番台のようにフレームには必ずしも一貫性はなく、あくまで「MA形態への可変機構を備えた機体が属するカテゴリー」と位置づけられている。
 
 MAは限定空間内での機動性ではMSに大幅に劣るものの、反面単一方向への速力はMSを上回る。イージスはその状況に応じた最適な形態を選択する事で、単体での高い攻撃力と汎用性を実現している。MA形態は対称の形状となった両手脚を進行方向に伸ばした巡航形態と、その手脚を広げ腹部に装備された580mm複列位相エネルギー砲「スキュラ」の使用を可能とした砲撃戦形態に分けられ、前面投影面積の少ない巡航形態で突撃後、接近した所で両手足のクローを展開し敵MSや艦船を捕捉して手足に内蔵されたビームサーベルで切り裂く、もしくは腹部のスキュラを零距離から発射して目標を完全に破壊する。もっともスキュラ自体は同時期のMS用武装の中でも最大級の破壊力を有しているため、通常射撃でも充分な威力を発揮できる。また他の4機との連携行動における指揮官機として開発されていたため、頭部に大型の多目的センサーユニットを搭載する等、通信・分析能力がより強化されている。

 汎用性の低さや複雑な可変機構、更には外見からも推察できる困難な整備性から、GATシリーズの中では唯一連合で量産型と思われる機体が開発されておらず、またライブラリアンからも発展型開発のベース機として採用されなかった。

 ただし、強奪したザフト軍では本機の可変機構を踏襲した核エンジン及びニュートロンジャマーキャンセラー搭載型のMSリジェネレイトが開発されており、また連合でも再建造された1機がロッソイージスとして改造を施され、ファントムペインに配備された。

 ジャスティスやセイバー等、アスランの搭乗する後のガンダム系機体はファクトリーを含めたザフト製となるが、赤色とトサカ状の頭部センサーのデザインは引き続き踏襲されている。
 
武装 
 75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
頭部額部に2門装備されている近接防御機関砲で、デュエルやストライクにも同型の装備が搭載されている。イージスは頭部に大型センサーを搭載している為、他機より設置箇所が若干下方になっている。
 60mm高エネルギービームライフル
MS形態の主力装備である専用ビームライフル。構成部材やデバイスは他のGAT-X機のライフルと同等だが、若干口径が拡大されており形状も大きく異なる。MA形態時と非使用時は右腰のバインダーにマウントされる。
 ビームサーベル
両腕・両脚のクローを発振源とするビームサーベル。完全な固定装備で抜刀動作が不要というメリットはあるが、ビーム刃が腕の延長線上に出力されるため通常のサーベルとは用法が異なる。また脚のビーム刃は爪先部分から出力するため、蹴りに連動して使う事も出来る。MA形態での使用も可能。
 対ビームシールド
ビームを拡散吸収する特殊塗料でコーティングされたシールド。他の系列機とは大幅に形状が異なり、運用法も異なる。非使用時及びMA形態時には左腰のバインダーにマウントされる。スカイグラスパー2号機(トール・ケーニヒ機)へ投擲し撃墜したこともある。
 580mm複列位相エネルギー砲「スキュラ」
MA形態でのみ使用可能な大口径エネルギービーム砲。戦艦を一撃で沈める程の威力を持つ。
名前はギリシャ神話の怪物「スキュラ」に由来する。なお初期設定ではMS形態での発射も予定されており、模型誌等には当時の検討用画稿も公開されていた。
 
劇中での活躍 
 C.E.71年1月25日、ヘリオポリスを襲撃したザフト軍のクルーゼ隊によって強奪され、その作戦に参加したアスラン・ザラの専用機となった。以後は同じく強奪した3機と共に地球連合軍の新型艦アークエンジェルや唯一強奪を免れたストライクを再三窮地に陥れていく。

 C.E71年4月17日、オーブ近海の孤島にてストライクと激闘を繰り広げ(この戦闘では頭部と左腕を切り飛ばされている)、MA形態で組み付きその状態でスキュラでとどめを刺そうとするが発射直前にフェイズシフトダウンを起こし失敗。急遽そのままの状態でストライクを巻き添えに自爆し四散している。モルゲンレーテに回収されたストライクとは異なり、アスランがジャスティスでこの島を再訪した時も頭部が砂浜に残されていた。
 
 『ASTRAY』のプロモーションOVAでは本機のシールドがジャンク屋組合のオークションに出品されている描写があるが、このシールドがトール機に投擲されたものと同一かは不明。劇中では「連合のモビルスーツが落としていった盾」と説明されている。 



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アスラン・ザラ / 機動戦士ガンダムSEED 登場人物紹介





アスラン・ザラ(Athrun Zala)は、テレビアニメ『機動戦士ガンダムSEED』及び『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する人物で、もう1人の主人公。声の出演は石田彰。
 
プロフィール 
人種:コーディネイター(二世代目)
誕生日:C.E.55年10月29日
星座:さそり座
血液型:O型
年齢:16歳(SEED)→18歳(SEED DESTINY)
身長:170cm(SEED)→174cm(SEED DESTINY)
体重:63kg(SEED)→60kg(SEED DESTINY)
髪色:藍
瞳:エメラルド・グリーン
趣味:電子工作(キラ・ヤマトにはトリィ、ラクス・クラインにはハロをそれぞれプレゼントしている(本編に描写が有る)、他にもクライン邸を訪問した際に故障していたオカピを修理している)
好きな食べ物:ロールキャベツ、桃
出身:プラント ディセンベル市
最終階級(C.E.73年メサイア攻防戦終戦直後):オーブ連合首長国国防軍統合参謀本部所属一等陸佐
父:パトリック・ザラ
母:レノア・ザラ
 
人物 
 キラ・ヤマトとは月のコペルニクス幼年学校の頃からの幼馴染兼親友であり、彼の一家とも深い交流があった。器用で何事もそつなくこなし、頭脳明晰、冷静沈着で理論的な性格だが、女性に対してはかなり鈍感。キラに対して弟分と思っていることから、時に感情的になる。
地球連合とプラント間に開戦の気運が高まると、父親(パトリック・ザラ)の命令でプラントへ移住。農学者である母(レノア・ザラ)を血のバレンタイン事件で失い、それをきっかけに軍人として平和のために戦うことを決意した。
 
 コーディネイターの中でも優秀な能力を持ち、士官アカデミーをトップの成績(MS戦・ナイフ戦・情報処理1位、射撃・爆薬処理2位、総合成績1位)で卒業し、ザフト軍のエリートパイロット(赤服)としてクルーゼ隊に所属する。シーゲル・クラインの愛娘ラクスとは婚約者だったが、後にフリーダム強奪事件を機に実質的に婚約破棄となる。MSの操縦技術はさること、射撃技術も群を抜いている。
やや額の広いデザインから、デフォルメアニメ『たねきゃら劇場』では、公式的に「デコピカ」キャラとして扱われている。作中でもデコピカ杯なるトロフィーを獲得して嬉嬉としている。
 
経歴 
機動戦士ガンダムSEED 
 地球連合軍が極秘裏に開発した新型MSG兵器奪取のためコロニー「ヘリオポリス」に向かい、そこでかつての親友キラ・ヤマトと悲劇的な再会を果たした。その後、奪取したイージスに搭乗し、やむなくストライクのパイロットとなったキラと幾度となく交戦する。
地球降下直後、移動艇の故障のためイージス諸共投げ出され、漂着した無人島にて、同じく漂着していたカガリ・ユラ・アスハと出会う。
その後、アークエンジェルの行方を探るため、オーブに潜入した際には、彼のいることを察知したトリィの仲介でキラと再会、今も変わらぬ友情を彼から伝えられ、さらに苦悩するが、キラとの出会いからオーブにいるとわかったアークエンジェルを、軍人として討つ事を決意する。
オーブ近海戦において、戦友のニコルをキラとの戦いで失い、憎悪に燃えたアスランはSEEDを発動させたキラとの激闘の最中に覚醒、イージスを自爆させてストライクを撃破する。再会したカガリによって親友であるキラをその手にかけた事実を突きつけられ、苦悩する。また、時を同じくして、その立場ゆえに親友とでも戦わなければならなかったその思いを彼女に吐き出すと、「もう誰にも死んでほしくない」と、ハウメア女神の守りの首飾りを貰い受ける。
 
 一時帰国するとネビュラ勲章を受勲、特務隊 (FAITH) に栄転となる。その初任務として、父親でありプラント最高評議会議長であるパトリック・ザラから「最新鋭MSフリーダムの強奪者の追討・機体の奪還(もしくは破壊)およびそれと接触した人物・施設の完全抹殺」を命令され、同じく最新鋭のMSであるジャスティスを受領する。その後、強奪犯手引きの容疑で指名手配中のラクスと再会すると、フリーダム強奪の真相とキラが生存していることを告げられる。同時に「アスランが信じて戦うものは何か」と問われ動揺し、初めて自分が「組織の正義の為」に戦っている事実に気付く。
 
 何を信じて戦えばよいのか悩んでいた所、地球連合軍のオーブ解放作戦に遭遇した際、地球連合軍の新型MS(カラミティ、フォビドゥン、レイダー)に苦戦するキラの姿を発見し、フリーダム奪還任務を放棄、自らの意思で戦闘に介入しキラを援護し地球連合軍を撃退する。戦闘後、カガリの仲介もあってキラと和解を果たし、キラたちの望む平和が自分の望む世界と同じであると信じて、その陣容である三隻同盟に加わり、ザフト軍から離脱した。
宇宙に上がった後、父パトリックに戦争の真意を問い質すため単身プラントに向かう。ナチュラルそのものの撲滅を目指す父の姿に驚愕する。決然と反抗し反逆者として拘束されるが、ダコスタを始めとするクライン派に救出される。父と訣別し、ラクスたちと共に最新高速艦エターナルでプラントを脱出した。
 
 カガリと恋仲になるのは、この劇中である。

 その後、三隻同盟の中核的戦力として地球連合軍撃退やプラントへの核攻撃阻止で戦果を挙げる。最終決戦となる第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦においては、ジェネシスの中枢で「父の犯した罪を代わりに償う」としてジャスティスを自分諸共自爆させようとしたところ、駆けつけたカガリの説得により共に脱出し、地球へのジェネシス着弾を阻止した。
 
他作品での出演 
 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
中断メッセージでは「歌は良い」という趣旨のセリフがあり、同じ担当声優のセリフを模したものである。
 スーパーロボット大戦Z
原作ではセイバーを破壊されたことで一線から退いていたのに対し、こちらはシンに撃墜されるまでセイバーで戦うことが出来る。シンとのやり取りはフラグ次第で大きく変わる。また、作中では自身のポジションと似ているシャア・アズナブル(クワトロ・バジーナ)から、人の上に立ち部隊を率いる隊長としての心得を教わっていく。
 第2次スーパーロボット大戦Z
ZEUTHのメンバーと共に時空転移に巻き込まれる。あるイベントでランカ・リーのエスコート役をオズマ・リーから拒否された時は、自分が女たらしと見做されていた事にショックを受けていた。
 スーパーロボット大戦K
シナリオ序盤に限りアレックス・ディノとしてアニメでは搭乗しなかったムラサメに搭乗しゲスト参戦。その後ゲーム中盤以降より再びプレイヤーキャラとして正式参戦する。
 スーパーロボット大戦L
序盤から参戦しており原作より堂々とした態度で自分の正体を明かす。キラ達がミネルバに対して協力的なこともあって、オーブではザフトのフェイスとしてラクスからジャスティスを受領してシンに後を任せてキラ達と独自の行動を取るなどしている。本作では最初から種割れが可能。ただしセイバーは物語の裏でミネルバの盾となって破壊されてしまったため、ゲーム本編では使用できない(初期機体はブレイズザクウォーリア)。また、原作ではギクシャクしていたシンとの仲も良好でキラ達と同行を決めた際にも「ミネルバにはお前がいるじゃないか。」と原作と異なりシンに強い信頼を持っている様子を見せ、シンもその期待に答える反応を見せている。また、前線指揮を行う関係かあまり表立たないレベッカ・カトリーヌの事を知っているという意外な面も見せた。
 ガンダム無双2
ストーリーミッションではティターンズ(正確にはパプテマス・シロッコの部隊)と行動を共にする。アスラン自身はシロッコの理想に全く賛同しておらず、結果的に戦場を混乱させているキラを止めるためにシロッコ達と行動している。
 機動戦士ガンダムSEED SEED Club
シンと共に数少ない常識人で、キラやラクスには振り回されがち。
 Another Century's Episode:R
『DESTINY』本編終了後の世界で、シンとキラと共にロゴス残党の処理に当たっていたところで怪現象に巻き込まれ、「惑星エリア」に転移させられる。DESTINY編ストーリーの第1話では、デストロイガンダムの倒し方をレクチャーしてくれる。転移直後にカミーユらエゥーゴの面々と遭遇した際には、クワトロとの対話に臨み、互いの世界の違いについて情報交換を行う。
 
搭乗機 
 主な搭乗機
GAT-X303 イージス
ZGMF-X09A ジャスティス
ZGMF-X23S セイバー
ZGMF-X19A インフィニットジャスティス
 その他の搭乗機
ZGMF-1000 ザクウォーリア
ZGMF-1000/M ブレイズザクウォーリア
AMA-953 バビ(コミックボンボン版のみ)
ZGMF-2000 グフイグナイテッド
MVF-M11C ムラサメ(ゲーム「スーパーロボット大戦K」のみ)


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ターンX / ∀ガンダム 登場モビルスーツ紹介




ターンX(TURN X)は、アニメ『∀ガンダム』に登場する兵器。ギンガナム艦隊で使用された発掘モビルスーツである。
 
ターンX / TURN X
型式番号:Concept-X 6-1-2
(Concept-X Project-6 Division-1 Block-2)
所属:ギンガナム艦隊
全高:20.5m
重量:50.6t、30.2t(稼動重量)
出力:68,000kW (±5,000~500,000+)
  (W換算、推定値)
装甲材質:unidentified
動力源:unknown
武装:背部ウェポンプラットホーム"キャラパス"
  (ビームライフル、バズーカなど)
   3連装ビーム投射システム
   溶断破砕マニピュレーター
  (シャイニングフィンガー)
   脚部メガ粒子砲×2
   オールレンジ攻撃用内蔵武装
  (頭部以外の全パーツに搭載)
  「月光蝶」
搭乗者:ギム・ギンガナム
 
機体解説
 ギム・ギンガナムが搭乗する機体。ターンXという名の由来は「10番目(X=ローマ数字の10)の星により道を曲げられたもの」であるという説がある。
劇場版『∀ガンダムII 月光蝶』のビデオパッケージ裏面で“最強の黒歴史”とまで形容されるなど、兵器として他のモビルスーツとは規格外の驚異的な性能を誇る。
その出自は諸説が混在するが、一説では新天地を求めて外宇宙へ旅立っていった人達の文明が作り出したものが、何らかの要因で地球圏に漂着してきたのではないかといわれている。

 当時の地球圏の人間は、その先進的な技術力に脅威を感じ、ターンXのテクノロジーを参考に∀ガンダムを建造したが、結果的に外宇宙からの本格的な侵略はなく、地球圏内部で幾度となく繰り返される争いは物量戦争に終局をもたらし、文明をリセットし再興すべきだと考える∀ガンダム側の勢力とテクノロジーの力で解決しようとしたターンX側が一騎打ちをするに至った。結果、ターンXは敗北した。
この説の真偽は不明だが、かつてターンXは∀ガンダムと戦ったが倒せなかった…というのが本編中で語られている事実である。ギンガナム曰く「∀のお兄さん」であり、「∀の監視役」といった位置づけを持つ機体であるともいわれている。
本機は月面のマウンテンサイクルから発掘された後、ギンガナム等によって解析・オーバーホールされるが、起動する際に月に存在する施設のエネルギーのほとんどを使わなければならず起動することは出来なかったが、実戦となったためにギンガナムが強引に月のエネルギーを集中させ起動させた。

 左右非対称のシルエットを持つのは、修復(リペア)を繰り返すうちに原型を留めない形になってしまったと推測されている。また、胸部のX字の傷はかつて戦った∀ガンダムにつけられたもので、ナノマシンによる自己修復機能でも治すことができない。
コクピットのある頭部はXトップ(エックス - 、X-TOP)と呼ばれ、軌道衛星砲カイラスギリーをコントロールできる。
 
武装
背部ウェポンプラットホーム「キャラパス」
 ビームライフル
 バズーカ(福井小説版はビームバズーカ)
 ハンドビームガン(劇中未使用)
 3連装ミサイルランチャー(劇中未使用)
オールレンジ攻撃の際、腰部に付いているシーンと、単体で浮遊しているシーンがある。オールレンジビームを撃つカットは無い。49話でジョゼフ・ヨットが操る∀ガンダムの腹部ビームキャノンを受け、壊れて無くなってしまった。
本来、惑星間移動用の機体として使用されていた当時は推進システムとして機能していたという説や、背部ウェポンプラットホームはターンXとは別に発掘されたものという説もある。上記の他にも武器が収納できそうな溝があるが、該当する兵器が発掘されなかったらしい。
 ワイヤークロー
右手に3本内蔵。先端部に小型クローとレーザー砲が付いており、これで敵機のコクピット等を刺し貫く。
 溶断破砕マニピュレーター
その機構から繰り出される技は、機体のデータベースには「シャイニングフィンガー」として登録されている。これはTVアニメ『機動武闘伝Gガンダム』の主役機体であるシャイニングガンダムに搭載されているものと同名である。ただしシャイニングガンダムでは液体金属でマニピュレーターを覆い、そのエネルギーで掴んだものを粉砕する攻撃だが、ターンXの場合は開いた掌からビーム状物質を発生させ、Iフィールドでそれを形にしたもので相手を溶断破砕する攻撃となっている。本家と違い、技を受けた相手の機体が粉々に爆砕する破壊力を持つ。また、劇中ではビームサーベル状に使いビームサーベルとの切り結びや、ビームライフル的な飛び道具としての運用も見られた。なお、地球に漂着する以前の原型機では、大型の5本指状の形をしていたとも言われており、当時の技術では完全な修繕が不可能であった為に、このような3本指の形状になっているという説もある。デザインワークスに関与した重田敦司によって非公式ではあるが五本指に展開するパターンも考案されている」。
設定資料に記載された部位名称には「シャイニングフィンガー」の名はなく、TV版にて「なるほど! シャイニングフィンガーとは、こういうものか」とのギンガナムの発言から、初めてその名称が公表された。これは監督である富野由悠季のファンサービスとされるが、劇場版ではこのシーンは別の台詞に変更されている。なお、模型雑誌の事前情報では「爆熱ゴッドフィンガー」との情報が流されており、地上に降りたターンXが技を繰り出しウォドムを持ち上げ爆砕する姿は、ゴッドガンダムが初陣のゼウスガンダム戦で初めてゴッドフィンガーを披露したシーンとほぼ同じ構図で描かれている。
 3連装ビーム投射システム
溶断破砕マニピュレーターのクロー部に搭載された固定式ビーム砲。オールレンジ攻撃時などに使用される。
 オールレンジ攻撃システム
頭部、両腕、両肩、胸部、背部、腰部(+ウェポンプラットホーム)、両足の9パーツに機体を分離。頭部以外の全パーツからビームを撃てる。回避にも使用でき、ビームサーベルの斬撃を回避したり、組み付きからの脱出にも使用された。重力下でも使用可能。また各パーツで敵機を包囲、強力な磁場を発生させ機体を拘束するという機能も搭載している。作中の台詞などからサイコミュシステムが使用されていると思われる。
 ブラッディ・シージ (bloody siege)
武装名ではなく、上記のオールレンジ攻撃システムによる包囲攻撃をこのように呼称する。主にゲーム作品で使用される表記。和訳は「血の包囲網」。
 月光蝶システム
 
劇中での活躍
 当初はXトップのみで登場。∀が近づくと両機ともにコックピットのモニター全体に「∀」を上下重ね合わせたような文字が入り乱れるという反応を起こし、ゲンガナムに落下しようとしていたミスルトゥへの核攻撃に対して、バリアーのようなものが発動した。詳細不明。

 その後、月面都市ゲンガナムの全電力を使って全身が起動。ビームで味方マヒロー3機を破損。∀ガンダムと最初の交戦をした際、∀と交信していたところ外部と通信不能になり、黒歴史のデータを映像に出した。
2度目の∀との交戦で分離機能を初使用。∀と戦って勝利し、これを捕獲するが、コアファイターで脱出したロランには逃げられる。
地球では、ディアナカウンター、ミリシャと交戦しムットゥー・ウォドムなどを撃破。この時Iフィールドでビームを防いでいるのが良く見える。奪い返されてジョゼフ・ヨットが搭乗していた∀ガンダムに対して謎の機能を使用。データを取ると同時に電流攻撃を行い、ジョゼフを戦闘不能にする。この際、戦闘に割って入ったスエッソン・ステロの乗るマヒローを邪魔者と判断し、撃墜している。

 その後、ハリー・オードとポゥ・エイジのスモー2機と交戦、Iフィールドによる金縛りを仕掛けられるが、そのエネルギーを吸収し、月光蝶を発動させる。ポゥのスモーに取り押さえられ、ハリーのゴールドスモーに止めを刺されそうになるも、分離機能によりこれを回避、そのままスモー2機を行動不能にした。

 その後、ロランの乗る∀ガンダムと交戦。お互いに月光蝶を発動させ金縛り状態となったが、コレンの乗るカプルの攻撃で機能が回復した。この時、再起動した月光蝶でコレンカプルを撃墜している。その後の一騎打ちで、相討ちとなって大破。∀ガンダムやギンガナム共々ナノマシンの繭に包まれ、機能を停止する。
 
備考
 デザイナーはシド・ミード。クリンナップは重田敦司。デザインコンセプトは『機動戦士ガンダム』のモビルスーツMSN-02 ジオングを踏襲している。
同機をデザインしたシド・ミード曰く、来日時に伊豆の旅館に滞在した際、「庭の桜を見た朝、20 - 30分で描き上げた機体」。自らの画集『Syd Mead's SENTURY』では∀ガンダムでなく、ターンXを2ページ見開きで載せている。

 スタッフの説明では、頭だけ登場したことと、なかなか姿を見せなかったのは、左右非対称のデザインは非常に作画に手間がかかるから、という理由もあるという。そのため「ターンXを使うのは最後の2話だけにする」「最終話までミイラ男のようにナノスキンだらけにしておく」という案もあったらしい。全身のカラーリングはミードの画稿では白で描かれているが、富野からザク(ボルジャーノン)カラーという提案もあった。実際のアニメ指定色は、白に近い薄い緑が使用されている。頭部の「目元」に相当する部分はアニメ設定画版では黒ベタで塗りつぶされていたが、本編作画ではアップ時などにガンダムタイプのツインアイのディテールが描かれている(ミード版画稿にも頭部の奥に二つの「目」が覗く様子が確認できる)。

 曽我篤士の漫画『∀ガンダム』では、大気圏での∀ガンダムとの戦いの末にターンタイプ故の相互干渉で機能不全に陥り、大気による空力加熱に耐え切れず、∀を道連れにギンガナム諸共燃え尽きている。
福井晴敏の小説『月に繭 地には果実』では、ザックトレーガーのドックに潜み、大気圏離脱中のウィルゲムを襲撃する。ロランの∀とハリーのスモーを一時撃退するが、その直後に∀の本来の力を開放したロランの攻撃を受け撃墜されてしまう。その後、ターンXを構成するナノマシンの機能によりザックトレーガーと融合するものの、∀による攻撃で傷ついた縮退炉の暴走により爆縮を起こし、結果ザックトレーガーを破壊してしまう。また、本作ではソレル家専用の機体という設定になっている。関係は不明だが、「貴婦人修行」の回でディアナが着ていたドレスは、胸の部分がX字になっている。

 もともとニュータイプ専用機であった、本編では全性能の20%程度しか発揮できてはいない、といった説もある。また他のMSと比較して規格外の性能を持っているが、その上で由来上この機体が外宇宙勢力では「量産機」としての規格という説もある。
ゲーム『ガンダム無双2』では、ロランとの死闘が原作同様に描かれ、∀のビームサーベルの一撃を食らうものの相打ちとはならずターンXが撃破され、ギンガナムはターンXから武者ガンダムに乗り換えて戦いを演じた。また、発売前に行われた第2回人気MS投票では、サザビーに次いで第2位に選ばれた。
 
バリエーション
Concept-X 6-1-2 ターンX初期生産型


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