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アムロ・レイ 画像付


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●人物
宇宙世紀0064年(一説によれば0063年11月4日)父テム・レイと母カマリア・レイの一人息子として生まれる。日系人であり、漢字での姓は「嶺」である[1]。生誕から幼少まで過ごした地域はカナダ、ブリティッシュコロンビア州の太平洋沿岸地域の町プリンスルパート(劇場版設定)、あるいは日本の山陰地方(テレビアニメ版設定)、ロサリト(『THE ORIGIN』設定)、旧モンゴリアなどがある。
幼い頃にカマリアと離別しテム・レイと共に宇宙へ移民した。宇宙のどこで暮らしていたかは定かではないがサイド7への移民が開始されたのは宇宙世紀0078年5月からであるため他のサイドで暮らしていたとするのが通説である。
父が仕事で家を空けることが多いため、自宅では1人で過ごすことが多かった。そのためかコンピューターや機械いじり好きの内向的な少年に育った。性格の表れとして爪を噛む癖の存在が指摘されており、宇宙世紀0087年の時点でもこの癖は直っていない。サイド7移民後は、隣家に住んでいた少女フラウ・ボゥとその家族によく面倒を見てもらっていた。また、この時期にペットロボットハロを自分で作り上げている。
サイド7には確たる産業はなく、住民のほとんどは移住する代わりに得られるわずかな保証金によって生活していた。アムロは父親の所得が高かったため比較的豊かな生活をしていたが、中学校卒業後は無職であった[2]。
一年戦争終了時の最終階級は、テレビ版では曹長、劇場版では少尉である。戦後は大尉に昇進するが、士官学校を卒業していなかったため、以後は階級が上がることはなかった[3]。
パイロットとして
劇中でサイド7でのMSの戦闘で当時民間人だったアムロが偶然にも父親が開発したガンダムに乗りザクIIを2機破壊したのが最初でその後は愛機ガンダムを駆り、多くの強敵たちと渡り合い、ニュータイプとしての覚醒以降その卓越した能力はなお加速し、シリーズを通して超人的な戦績を挙げた。初期ではザクIIのマシンガンにかなり被弾していたがガンダムの装甲に助けられ難を逃れており、段階的に成長出来る環境にあった事もある。それでも他のホワイトベースのパイロットと比べて群を抜いており、不慣れなガンキャノンに搭乗した際もランバ・ラルのグフを圧倒し撤退に追い込んでいる。
ただ、アムロはニュータイプとしてはオールドタイプ的感性を持っていることを、監督の富野由悠季は「月刊マガジン」のインタビューで語っている。「カミーユに比べてアムロは学習できないため、オールドタイプとして死んでいくしかない」という部分である。これは、あくまで富野が思い描く「ニュータイプの究極像」であるカミーユと比べての評価である。カミーユやジュドーと違い軍から抜ける事をしなかったと言うよりは、出来なかったと言う事が正解であろう。
『逆襲のシャア』では、劇中の序盤にてMSの性能で劣るリ・ガズィでギュネイを圧倒した。また富野は、劇中では実現してないが「迷いを捨てたシャアは、アムロが気づくこともできず(政治的に暗殺なども含めて)殺せる。しかし、最後にはシャアは負けいく男」とも語っている。その言葉どおり、本作では最終的にシャアはアムロに敗北している。ただパイロットとしての能力はやはり最強クラスであるが、ブライトの様な指揮能力もなければシャアの様な管理職にも向いておらず、部下に対してもかなり甘い性格である(実際、アムロは小説も含めて全編で体罰を部下に行った事は一度もない、それどころか小説『ハイ・ストリーマー』においては死人まで出した事故を起こした女性部下を擁護している)。シャアからも「それだけの力がありながら、愚民どもに利用されている」と罵倒されていた。軍人に最も向いてない人間が居場所がそこしかないから軍隊にいると言う悲劇的な人物である。
女性関係
映像作品では作品ごとに恋人が違っている。小説なども加えるとセイラとは肉体関係が濃く描かれており、『ベルトーチカ・チルドレン』ではベルトーチカとの間に子供をもうけてもいる。小説版では少年時代からSMに興味があり、自身の嗜好を自覚している描写がある(『密会』『ハイ・ストリーマー』)。また『ハイ・ストリーマー』ではチェーン以外にも部下のカニンガム・ショーやエグム所属のアリョーナ・ペイジからも好意を持たれてた(肉体関係はない)。
ライバルのシャア・アズナブルの愛人であるナナイ・ミゲルも「アムロ・レイは優しさがニュータイプの武器と勘違いした人間、しかし女なら、そんな男も許せる」と評している。『Ζガンダム』でのベルトーチカからの第一印象もかなり良く「(アムロ・レイと聞いて)良かった…優しそうな人で。もっと好戦的な人かと思った」とほぼ一目惚れ状態であった。
 
●劇中での活躍 
ガンダムシリーズには多数の派生作品があり、いくつかの諸説や異同があるが、ここでは特に断りのない限りテレビアニメ『機動戦士ガンダム』『機動戦士Ζガンダム』及びアニメーション映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』における事蹟を基準に記す。
●一年戦争後期 (『機動戦士ガンダム』)15~16歳 
・ガンダムとの出会い
宇宙世紀0079年9月18日、地球連邦軍の新造艦ホワイトベースを追ってジオン公国軍の巡洋艦ムサイが周辺空域に侵入、ザクIIによるコロニー内への強襲に遭遇する。当時15歳の彼は、避難の最中に「V作戦」の極秘ファイル(ガンダムの操縦マニュアル)を偶然入手し、アイドリング状態だったガンダムに乗り込み起動。強襲を仕掛けたザクIIを初陣にして2機撃破する。なお、この戦闘が歴史上初の実戦におけるモビルスーツ (MS) 同士の対戦であった。父親のテム・レイはこの戦闘で宇宙空間に放り出され行方不明となった。
その後は民間人でありつつもホワイトベースの乗組員としてガンダムに搭乗し、ホワイトベース地球降下を阻止すべく執拗に追い迫るジオン軍のエースパイロット、そして以後宿命のライバルとして戦い続けることとなるシャア・アズナブルの追撃を振り払う日々が始まる。この頃は、なし崩しとはいえまともにガンダムを操れたのはアムロのみであった事から、何時の間にか地球連邦軍の正規パイロットのように扱われるようになる。地球降下前まではアムロ本人もまんざらではなく、新しい玩具を手に入れた子供のように嬉々としてガンダムの凄さをクルーに語ったりもしていた(テレビアニメ版では、まだ当時のロボットアニメ主流の熱血主人公の片鱗が見え隠れしていた[4])。
・戦場からの逃亡
しかし地球降下以後、「生き残る」という以外に戦う意義を見出せぬまま、アムロの精神はやがて疲弊していく。ガルマの執拗な追撃をなんとか退けたものの、自分を戦争の駒のように扱う二代目ホワイトベース艦長のブライト・ノアとは度々衝突し、唯一のアイデンティティとなっていた「ガンダムのパイロット」の地位さえ、ブライトの「リュウに任せよう」という発言から脅かされることとなる。これを偶然聞いてしまったアムロは脱走を決意し、ガンダムに乗って砂漠の大地に消えていった。この脱走は一見発作的に見えたが、自分の動かすガンダム単独で戦果を持ち帰りブライトたちを見返すという子供じみた思惑もあっての事だった。
この脱走中、砂漠の町のレストランに立ち寄ったところ、偶然ジオン公国の軍人ランバ・ラルと出会う。ラルの愛人であったクラウレ・ハモンと共に大変気に入られたが、敵同士であったが故に戦場で再会、対峙することになる。ラルの駆るグフを退けたものの、その口から「勝てたのは腕ではなくモビルスーツの性能のおかげだ」と指摘され、ここで初めて「あの人に勝ちたい」と、パイロットとして「生き残る」以外の意味を見出した。その後、アムロの目の前で軍人として殉じたランバ・ラルの姿は、敵ながらにして、越えねばならぬ父親のような存在としてそびえ立ち、大きな影響を与えることとなった。そして、ラルの仇を討つためにホワイトベースに特攻を仕掛けたハモンに、逆に特攻を仕掛けて窮地を救ったリュウの死が、彼の中に生きる意味を問いかける事となる。
・ニュータイプへの覚醒
救援として駆けつけた連邦士官マチルダ・アジャンより「エスパーか」とも評されたアムロは、ラル、黒い三連星等、数々のジオンの戦士との死闘を経ていつしかニュータイプとしての覚醒を見せ始め、ジャブローでは再びあいまみえたシャアと互角以上の戦いを演じた。ジャブローから再び宇宙に舞い戻ってからも、ドレン大尉率いるキャメルパトロール隊のムサイを撃沈し、コンスコン機動艦隊との交戦では、敵艦隊擁する12機のリック・ドムのうち9機を3分で撃破した上に、コンスコンの乗る旗艦チベまでも撃沈して見せた。それ以降もアムロのニュータイプ能力は拡大し続け、ソロモン攻略戦など、幾多の戦闘で大きな戦果を挙げる。ジオンからは、“赤い彗星”シャアと対比して連邦の白いヤツ(バンダイのゲーム作品では白い悪魔、書籍『機動戦士ガンダム 戦略戦術大図鑑』やバンプレストのゲーム作品では白き流星)と恐れられるようになる。
アムロの成長に伴い、その超人的な反応速度に反応しきれなくなったガンダムは、マグネット・コーティングを施される。このとき、モスク・ハンの「生き延びて、いいデータを持ち帰ってくれ」という自分勝手な応援の言葉を「これだから人の本音は聞きたくない」と苦笑しながら受け流しており、人間としての成長が伺える。その頃にはシャアのゲルググを、通常のパイロットではありえない距離(ララァさえも、実験の際にはかなりの苦痛を伴った距離)から正確に狙撃する鬼神の如き働きを見せる。
・ララァとの出会いと別れ
上記の通り、彼の成長の影にはセイラ・マスやリュウ等のホワイトベース乗組員、憧れの人となるマチルダ等の魅力的な大人との出会いがある。その中でも、サイド6においてララァ・スンとの出会いは彼の人生を決定付けたと言っても過言ではない。同じ様に物事を感じ取れるニュータイプ同士として、ララァとの邂逅はアムロのニュータイプとしての能力に磨きをかけ、その存在はアムロの中で強くなる。その後ララァとは敵同士として戦場で邂逅し、その中でニュータイプ同士としての精神の交感を体験するが、その最中に襲い掛かるシャアに反撃した際、シャアを庇ったララァを戦死させ、さらにララァの死を共感してしまう。これは以降の人生の大きなトラウマとなり、終生彼を苦しめることになる。
・シャアとの決戦
最終決戦となったア・バオア・クー攻略戦でシャアの駆るジオングと交戦、両者相打ち(ジオングは撃破、ガンダムはAパーツの頭部と両腕、Bパーツの右脚を失う大破)となり、ガンダムは破壊されるものの最終的に一年戦争を戦い抜く。地球連邦軍が勝利する一翼を担った英雄として軍の歴史教科書に載るなど、このときすでに伝説的な存在となっていた。
●グリプス戦役 (『機動戦士Ζガンダム』)23歳 
・軟禁された英雄
一年戦争後は英雄的扱いを受け、彼に注目した多くのジャーナリストから「ニュータイプとは何か?」と取材を受けることになるが、彼の発言は大衆にとって抽象的で難解なものとしか理解されなかったと言われる。やがて大尉に昇進し、北アメリカのシャイアン基地に勤務。しかし、地球連邦政府のニュータイプを危険視する思惑から事実上の軟禁状態に置かれていた。彼も、ララァを死に至らしめたことの後悔を引きずり鬱屈した生活を送っていた(エマ・シーンがこの生活中の彼に出会ったと証言する場面があるが、詳細不明)。また長期軟禁の影響で精神的な疲弊が起きていたのか、当初はMSへ再び乗ることを躊躇していた。また、エマの回想によれば死んだ魚のような目であり、笑顔もどこかヤケクソじみた感じで相当投げやりな心情だったことが伺える。
・エゥーゴへの参戦
しかし宇宙世紀0087年、かつてのガールフレンドでありハヤトの妻になっていたフラウと再会しカツ・コバヤシに説得され共に監視を抜け出す。空港で輸送機を奪いエゥーゴの支援組織カラバに合流。その際、シャア(クワトロ)と7年振りの再会を果たす。[5]昔の自分を思い出させるカミーユ・ビダンや、ベルトーチカ・イルマに刺激され、再びMSで戦うことを決意する。しかし、自分より若いカミーユにガンダムMk-IIを使わせている事やそれを容認する周囲の人間たちに嫉妬に似た感情を少なからず感じていたようである[6]。7年のブランクを感じさせない卓越した操縦技術でエゥーゴを援助。宇宙に上がったアポリー・ベイ中尉が残したリック・ディアスでカミーユを指導しながらアッシマーを撃墜したのを皮切りに、リック・ディアスやディジェを駆って、キリマンジャロ攻撃作戦やダカールでの戦い、ニューギニア基地攻略などで活躍した。
・地球への残留
その後、シャアから宇宙に上がり共闘することを薦められたが、無重力の感覚への恐怖を理由に固辞している。シャアからは「ララァと再び会うのが怖いのか」と胸中を看破され、一年戦争時代に負ったトラウマを克服できていない自身の精神的な脆さを否定できず、ハヤトらと共に地球に残った。
設定上での諸説
雑誌企画『ガンダム・センチネル』の設定では、グリプス戦役終盤にアウドムラの第18飛行部隊の隊長として、パーソナルカラーに塗装されたΖプラスに搭乗したと言われている。また、アトラクション『ガンダム新体験 グリーン・ダイバーズ』や3DCGアニメ『GUNDAM EVOLVE../9 MSZ-006 Ζ-GUNDAM』では、戦争終結前後に確認されたZガンダム3号機のテストパイロットの1人で、「ホワイト・ユニコーン」のコードネームで呼ばれる人物とする説も存在する(漫画『機動戦士Ζガンダム デイアフタートゥモロー ―カイ・シデンのレポートより―』ではアムロがZガンダム3号機に搭乗する様子が描かれた)。グリプス戦役期にこれら搭乗機体や参加した戦闘が複数存在するのは、カラバによる情報操作ないし影武者が仕立てられため、などの見解がある。連邦軍の監視の目を掻い潜ってカラバに参加したアムロには連邦政府からの追っ手がかかっており、捕縛させないための措置だったと考えられる(漫画『機動戦士ゼータガンダム1/2』ではアムロの影武者の1人が登場している)。
●第一次ネオ・ジオン抗争 (『機動戦士ガンダムΖΖ』)24歳 
・宇宙にて消息不明
第一次ネオ・ジオン抗争においては全く姿を見せることはなかったが、アーガマが地上に降りた時のブライトとハヤト・コバヤシとの会話から、この時既に宇宙に上がっていた。これ以降、消息不明となったシャアの居場所を探るべく、数年にわたる内偵を開始する。
●第二次ネオ・ジオン抗争 (『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』)29歳 
・ネオ・ジオンとの戦い
宇宙世紀0092年、外郭新興部隊「ロンド・ベル」のMS隊隊長として、リ・ガズィやνガンダムを駆り、ブライトらと共に、シャア率いるネオ・ジオンとの戦いに挑む。階級は大尉のままである。
第二次ネオ・ジオン抗争が勃発した宇宙世紀0093年3月4日、地球連邦軍本部があるチベットのラサに向け小惑星5thルナの落下を目論むネオ・ジオンを阻止するためにリ・ガズィに搭乗して戦闘に参加。ヤクト・ドーガを駆るギュネイ・ガスを退けるのには成功したものの、サザビーで出撃してきたシャアには圧倒された上に、落下阻止限界点を越えてしまい、5thルナを巡る攻防は惨敗に終わる。その後、いまだフォン・ブラウン市の工場で開発中であったνガンダムを半ば強引に受領し、シャアとの決戦に備える。
その後、サイド1のロンデニオンでハサウェイ、クェスと共にドライブをしている時に、黒馬に乗って散歩していたシャアと遭遇。シャアに掴みかかり取っ組み合いになった後、銃で狙撃しようとするも、クェスに邪魔をされギュネイがホビー・ハイザックで救援に来たために逃げられる。
・シャアとの最終決戦
アクシズ落としを目論むシャアの動きを看破したアムロ達ロンド・ベル隊は、アクシズへ急行する。宇宙世紀0093年3月12日、アクシズの防衛ラインを単機で突破し、シャアとの決戦では、サザビーとのMS戦だけではなく生身での白兵戦や舌戦も交えた激戦を繰り広げ、再びMSに搭乗して全ての武装を使い果たした後もガンダムの格闘攻撃でサザビーを圧倒し、これによってサザビーからシャアの乗る脱出ポッドが放出される。その時、ブライト達が行った落下阻止のためのアクシズ分断作戦が裏目に出て、片割れがそのまま地球への落下を開始する。アムロはシャアを逃がすまいと脱出ポッドを捕まえるが、シャアにブライト達が行った作戦のおかげでアクシズ落下という目的を果たせると、高々と勝利宣告をされる。
これに怒ったアムロはシャアの脱出ポッドをアクシズの壁面に食い込ませ、地球へ落下していくアクシズの片割れを単機押し出そうとする。そのとき観測された光の虹(サイコフレームの共振現象とも言われるが詳細は不明。「人の心の光」とも形容される)が、敵味方問わず「地球への落下を阻止する」という意識の統一を促し、数多のMSがアムロに同調して落下阻止に駆けつけた。その内に多くの人の意思を集めたサイコフレームは、驚異的な規模で光の虹を広げ、摩擦熱で熱暴走を起していたνガンダム以外のMSを振り払い、光の虹が地球を取り囲むほどの規模までに拡大すると、アクシズは奇跡的に軌道を変え、地球への落下は阻止された。
・シャアと共に生死不明
「地球の重力に魂を縛られた人々」に絶望し、大罪を犯してまで人類を次のステージ――いわゆるニュータイプに上げようとしたシャアに対し、アムロは愚直なまで人類の可能性を信じ、奇跡を具現させた。しかし、同時にアムロとνガンダム、そしてシャアは閃光に包まれ行方不明となる。連邦軍の公式記録では戦死したことになっており[7]、以後の消息は語られていないが、伝説的英雄の生存を信じ続ける者は少なくなかったという。
●その後 
宇宙世紀0104年、秘密結社マフティーの主導者マフティー・ナビーユ・エリンから、アナハイム・エレクトロニクス社にアムロの遺志を継ぎ、νガンダムの次である "ξ" (Ξ) の文字がつけられたガンダムを開発して欲しいという要望があった。その主導者とは、アムロやシャアといったニュータイプを見てきたハサウェイ・ノアであった(『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』)。
宇宙世紀0110年、サナリィにおいてガンダムF90が開発された。1号機にはアムロの戦闘データがプログラムされた疑似人格コンピューター「A.R」が搭載され、宇宙世紀0122年までの長きにわたり実験が繰り返されている(『機動戦士ガンダムF90』)。
宇宙世紀0133年から0136年の間には、木星帝国残党にガンダムのコア・ファイターのデータが盗まれ、一年戦争時代のアムロの戦闘データをコピーしたMS「アマクサ」が作られる事件が発生している。このMSは「ジュピター・ガンダム」と呼ばれ、トビア・アロナクス、グレイ・ストークら歴戦のニュータイプたちを圧倒していたが、死闘の末撃破される(『機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート』)。
 
●小説版での相違
富野由悠季著の小説版『機動戦士ガンダム』では、民間人ではなく連邦軍曹長。教導班で教官のラルフ中尉にしごかれるパイロット候補生。ハヤトやリュウは同僚である。セイラと一夜を共にし、作品終盤にシャア率いるニュータイプ部隊の一人、ルロイ・ギリアム中尉の駆るリック・ドムに撃墜され、戦死している。ただし、この作品が『機動戦士Ζガンダム』以降の作品を否定するものではないと富野によって述べられてもいる。実際に、富野も角川スニーカー文庫からの再版時に、続編と辻褄を合わせるためにアムロとハヤトを殺さない内容に改稿を試みたものの、過去の自分を否定する行為であるとして結局断念したとのことである。
小説版『機動戦士ガンダムΖΖ』(著作は遠藤明範)では、ストーリー中盤アムロが登場し、シュツルム・ディアスに乗り、ジュドー・アーシタが宇宙へ上がるのを助けている。最初はアムロを「つまらない大人の1人」だと感じていたジュドーであったが、別れの際には、カミーユと初めて会ったときと同じような「宇宙のビジョン」を、アムロの中に見ている。また、この作品ではアムロは「自分が宇宙へ上がる時はシャアと決着を付けるとき」と発言している。なお、ダカール戦後のサイコガンダムMk.IIとの戦いでは彼が止めを刺している。
角川文庫版の小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』においては、ベルトーチカとの関係が続いており(劇場版では別れている)、彼女のお腹の中にはアムロとの子どもが宿っている。これは、元々劇場版第一稿として富野により書き上げられたものだが、「ヒーローに子どもが居るのはおかしい」また「娯楽活劇のヒーローはひとりの女性に結び付けられるべきではない」という理由で現在のものに差し替えられている。また、乗機がHi-νガンダム(劇中では、あくまでデザインの異なるνガンダムとして扱っている)と大きな違いがある。
 
●搭乗機
設定上では、Ζ、ΖΖ、百式を使ったジュドー・アーシタと同じく、アムロはガンダム、リ・ガズィ、νガンダムの3種類(非公式なものも含めれば7種類)のガンダムを使いこなしたこととなる。
なお、彼のMSのパーソナルエンブレムはしばらく設定されていなかったが、『逆襲のシャア』のνガンダムより、頭文字の「A」とユニコーンをモチーフとしたものになっており、『ガンダム・センチネル』のΖプラスなどにも踏襲されている。
機動戦士ガンダム
RX-78-2 ガンダム
ガンダムスカイ(ガンダム&GファイターのBパーツ)
RX-78-3 G-3ガンダム (小説版)
RX-75 ガンタンク (一時的に搭乗)
RX-77 ガンキャノン (一時的に搭乗)
Gブル(コアブロックでの操縦を担当)
機動戦士Ζガンダム
RMS-099 リック・ディアス
MSK-008 ディジェ(劇場版は未登場)
ガンダム・センチネル(未登場、設定のみ)
MSZ-006A1 ΖプラスA1型 (ブルー塗装→オレンジ塗装)
ガンダム新体験 グリーンダイバーズ(アトラクション)
MSZ-006-3 Zガンダム3号機
GUNDAM EVOLVE../9 MSZ-006 Ζ-GUNDAM
MSZ-006-3 Zガンダム3号機 "ホワイト・ゼータ"
機動戦士ガンダムΖΖ(小説版)
RMS-099S シュツルム・ディアス
機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス(漫画作品)
MSΖ-009M メガゼータ
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
RGM-88X ジェダ (小説『ハイ・ストリーマー』)
RGZ-91 リ・ガズィ
RX-93 νガンダム
RX-93-2 (RX-93-ν2) Hi-νガンダム (小説『逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』)
 
●その他
アムロの劇中での「メカオタク」で内向的な少年としての描かれ方は、従来のロボットアニメの明るくて強い主人公像とは大きく異なっていた。アムロを演じた古谷は『機動戦士ガンダム』の音響監督の松浦典良の薦めでオーディションを受けたことを明らかにしている。また等身大の少年を演じることについては、キャラクターへの共感だけでなく、アニメ『巨人の星』以来、熱血キャラの演技を求められ続ける状況を打破するためにもチャンスと考えたこと、そしてお手本がいないために役作りに苦労したことなど、当時のエピソードを多くのインタビュー[8]で語っている。
本放送時に冒険王で連載されたコミカライズ版では、ギレンの演説していたテレビを殴り壊す、従来型の勇ましい熱血ヒーローのごとき言動を見せている。
『逆襲のシャア』上映にあわせて放送されたテレビ特番では、この映画のアムロを「大人として成長したアムロ」ということで古谷は「アダルトアムロ」と表現している。この「大人になったアムロ」として演じることを当初は難しいと感じたが、劇中のアムロと自分の実年齢が近くなったので、今の自分を重ねる感じで演じたらうまくいったという。ただし、戦闘のシーンでは声が『ガンダム』に出ていた少年の頃のアムロの声に戻ってしまった、とも語っている。
公表されているテレビ第1作の設定資料では姓の「レイ」は「嶺」と表記されていた。これに関連して、富野は初回放映時の雑誌インタビューで「僕が日本人だからアムロも日系人だったらいいと思う」と語っている[9]。
劇場版アニメ『機動戦士ガンダムII 哀・戦士』公開当時に、「口惜しさと哀しみの中で死んでいかざるを得なかった幾百幾千の戦士たち。彼らの怨念と希望(夢)とを呑みこみ、この現実を突破し得る力をアムロに持たせたい」と富野は語っている。
古谷の熱演による数多くのセリフで知られる。各種アニメ番組でしばしば触れられるほか、当該ボイスが収録された関連グッズが出されるなど、ガンダム世代には馴染みの深いものとなっている。また。お笑い芸人の若井おさむがアムロのセリフを連発する漫談で一躍著名となった。
第一作では一人称は常に「僕」であったが、『Ζガンダム』以降は「僕」の代わりに「俺」を使用する事が多く見られ、年相応の変化を示している。同様にブライト・ノアに対する態度も変化しており、『Ζ』以降は互いに同等の立場として接している。
 



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