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カロッゾ・ロナ / 機動戦士ガンダムF91 登場人物紹介





カロッゾ・ロナ
Carozzo Ronah
声 - 前田昌明
 
 クロスボーン・バンガードの軍事部門の指導者。総帥マイッツァー・ロナの娘婿であり、ベラ・ロナの父親である。旧姓はビゲンゾン。45歳。常に頭部を覆う仮面を身につけており、「鉄仮面」と呼ばれる。
 
 優秀な科学者でありマイッツァーの信仰者であったカロッゾは、ナディア・ロナとの結婚を契機にコスモ貴族主義へと傾倒していく。しかしカロッゾがマイッツァーの期待に応えようとする程ナディアの心は離れていき、ナディアは娘のベラを連れて、シオ・フェアチャイルドと共に出奔してしまう。
 
 この後、別の男の元へ走ったナディアに裏切られた自らを恥じたカロッゾは、自ら鉄仮面を被り、更には強化人間の手術を受けるが、過度なまでの強化によって、その精神は醜く歪んでしまい、自らの研究であるラフレシア・プロジェクトを推進するようになる。強化人間となってから得た力は、巨大モビルアーマーを思念操作で操縦出来るだけでは無く、生身で宇宙空間を漂い、MSのコクピットのハッチをこじ開ける程であり、もはや心身共に人間としてかけ離れた存在になってしまったと言ってもよい。
 
 対人用兵器バグを開発・使用し、起動テストとして戦闘には無関係なフロンティアIの市民全員を抹殺するため投下した。いずれはバグを地球や月にも降下させ、最終的に人類の九割を抹殺する算段であったらしい。
 
 フロンティアIでの戦闘でモビルアーマー「ラフレシア」に搭乗し、連邦軍の艦隊を壊滅させ、セシリーの乗るビギナ・ギナを戦闘不能にした。しかしシーブックの乗るガンダムF91との戦闘で「質量を持った残像」を捉えきれず、撃破された。
 
主な搭乗機はXMA-01 ラフレシア。
 
備考
 シーブックに倒されたカロッゾは影武者だったとする説もあるが、真相は謎のままである(初期のシナリオではラストシーンは鉄仮面を手に取り部屋を出る人物のシルエットであった)。また続編『機動戦士クロスボーン・ガンダム』に登場する、クラックス・ドゥガチの設定はカロッゾからの流用との説が存在する。
 
 鉄仮面というキャラクターには当時の富野由悠季個人の心境、身辺が反映されていると言われている。従来の作劇理論や作品のテーマ、セリフ回しなどのレベルではなく、個人としての感情が移入する事は稀である。インタビューによれば「全く表情のない鉄仮面というキャラクターであったから作中のキャラクターに自己投影ができた、あるいはしてしまった」という旨の発言をしている。

 当初の予定では演説シーンで狙撃者に対して鉄仮面のトサカをブーメランにして撃退することになっていたが、『ウルトラセブン』を知るスタッフの指摘により変更されている。

 鉄仮面の素顔は、セシリーとマイッツァー再会時の過去の回想や、小説版などに収録された美樹本晴彦によるロナ家が集合している挿絵で確認できる。



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